ニュース

日本HPのEC限定モデルに触れる体験会、六本木で25日まで

AI PC体験ゾーンに並べられたノートPC

 日本HPは、次世代AI PCを体験できるクリエイター向けポップアップスペース「HP AI Lifestyle Cafe」を、東京・六本木ヒルズヒルサイド2階のヒルズ カフェ/スペースに期間限定で開設する。期間は12月16日から12月25日まで。

 HP AI Lifestyle Cafeは、HPが「次世代AI PC」と称する、40TOPS以上のNPUを搭載したPCに触って体験できるイベント。クリエイターの自己実現を支援する製品としてのAI PC像を前面に出しており、試用ブースのほか、AIへの命令で用いるプロンプトに焦点を当てた「AIを動かす魔法の言葉展」などが開かれている。

 試用ブースでは、OmniBookを始めとする、Core UltraシリーズやRyzen AIシリーズなど高性能NPU内蔵プロセッサを採用したPCが数多く並ぶ。スペース奥側には専門スタッフに疑問をぶつけることができる購入相談カウンターも用意されている。

Premium AI PC体験ゾーンに並べられた上位モデル
ゲーム実況をイメージして設置されたゲーミングPC「OMEN 35L」
一部、イヤフォンなどの周辺機器も合わせて設置されている

 「魔法のフォトブース」では、プロンプトボードを持って記念撮影すると、「ヤンキー衣装にして」「サンタクロースとの記念写真にして」などのプロンプトに従い、生成AIが編集した写真をプリントしてもらえる。

大量に用意されたプロンプトボード
編集プリントされた写真の例

 AIを動かす魔法の言葉展では、YouTubeなどのSNSで大人気のクリエイター3組の協力のもと、それぞれの「魔法の言葉」とともに、バズる企画のコツなどが紹介される。参加クリエイターは、総フォロワー数約570万人の起業家クリエイターくりえみさん、YouTubeチャンネル登録者数150万人以上のゲーム実況者ハヤトさん、同140万人以上のサラリーマンクリエーターコンビ「けーさんとたろー」の3組。

参加クリエイター

 また、会場内でPCを購入した人の中から抽選で5名に3万円分のAmazonギフト券が当たる抽選なども開催される。

 16日に開かれた報道関係者向け内覧会では、HPヴァイスプレジデント兼HP Store Internationalヘッドのスコット・バスフォード氏、日本HP執行役員兼 HP Store & オムニチャネル事業本部長のイングリッド・ファン氏、パーソナルシステムズ事業本部コンシューマービジネス本部カテゴリーマネージャーの吉川直希氏、HP Store & オムニチャネル事業本部デジタル営業本部本部長の矢田龍生氏が登壇し、HPのEC戦略などについて紹介した。また、くりえみさんが登壇し、クリエイターとAIの現状について述べた。

冒頭の挨拶を述べるスコット・バスフォード氏
EC事業および本イベントについて述べるイングリッド・ファン氏
左から順に、矢田龍生氏、くりえみさん、吉川直樹氏

 2024年を「AI PC元年」とし、NPU搭載PCの普及に努めた日本HPは、次の展開としてクリエイターに狙いを定めている。クリエイターエコノミーは、2024年には2兆円を超えるなど拡大が著しい市場で、日本HPはその成長の支援を目指すという。

 HP AI Lifestyle Cafeは、通常直接確認できないECサイト販売機種について、直に体験する場を提供するために開かれており、今回で2回目。いずれも主にクリエイターを対象としており、AI PCの導入により、モチベーションの維持や生産性の向上といったメリットが得られると訴求する。

 ファン氏はHP製AI PCについて、クリエイターの自己実現を支えるベストパートナーを目指すとした。また、吉川氏は次世代AI PCを、これまでの「パーソナルコンピュータ」としての域を超える、クリエイターを傍で支援する「パーソナルコンパニオン」だと表現した。

Copilotで生成したイメージ
こちらもCopilotで生成したイメージ