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AMD、「FSR Redstone SDK」を公開。レイトレやフレーム補間などRDNA 4専用に刷新
2025年12月16日 06:18
米AMDは12月10日(現地時間)、FSR RedstoneのSDKを開発者向けにリリースした。
FSR Redstoneは、かつてFSR 4という名称で知られていた技術(現在のFSR Upscaling)を含む、AMD FSR SDKの最新バージョン。従来のFSRとの大きな違いは、汎用的なアルゴリズムベースから、RDNA 4アーキテクチャ(Radeon RX 9000シリーズIのGPUでのみ実行可能なマシンラーニングベースへ移行した点だ。
これにより、レイトレーシングの高速化や超解像度の高精度化を実現した。反面、これまで強みとしていた汎用性は一部失われた。
FSR Redstoneは、FSR Upscaling、FSR Frame Generation、FSR Ray Regeneration、FSR Radiance Cachingの4つの機能で構成される。
FSR Upscalingは、超解像度化機能の最新版。RDNA 4アーキテクチャのAI処理能力に最適化されており、対応ゲームでニューラルネットワークによる超解像度化を利用できる。RDNA 3.5以下のGPU向けには以前のアルゴリズムベースの超解像度化が引き続き提供され、下位互換性が維持される。
FSR Frame Generationは、マシンラーニングをベースとしたフレーム補間機能。これまでのアルゴリズムベースの補間で生じていたゴーストや動きのカクつきといった問題を大幅に低減できるという。こちらも、非対応のGPU向けにアルゴリズムベースのバージョンが含まれる。
FSR Ray Regenerationは、レイトレーシングに用いられるノイズ低減(デノイザー)機能。レイトレーシングにおいては一般的に、計算処理を軽量化するためにシミュレートする光線数を減らし、計算完了後にノイズ低減処理を行なうことで、すべての光線を計算した場合(パストレーシング)の光景に近付けている。FSR Ray Regenerationを使用することで、より自然なライティングを表現できるという。
FSR Radiance Cachingは、パストレーシングに必要な計算処理の一部をマシンラーニングベースの推論で置き換える機能。光の伝わり方を予測し、その結果とレイトレーシングを組み合わせることで、計算コストを劇的に削減し、パストレーシングを実現可能にするという。
このリリースに伴い、AMD FidelityFXブランドに基づく命名は廃止され、すべての機能がAMD FSRブランドに統合される。
















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