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Ryzen Z2 Extreme搭載携帯ゲーミングPC「Legion Go 2」登場!

Legion Go(8.8",2)

 Lenovoは、IFA 2025開催に合わせてイベント「Lenovo Innovation World 2025」を開催し、携帯ゲーミングPC「Legion Go 2」をはじめとしたゲーミング製品新モデルを発表した。

Legion Go(8.8",2)

 「Legion Go(8.8",2)」は、2025年1月のCES 2025に合わせてプロトタイプが参考展示された、Legion Goシリーズの最新モデル。初代「Legion Go(8.8",1)」のDNAを受け継ぎつつ、ユーザーのフィードバックを受けて改善を施している。

 ディスプレイは、サイズは8.8型と初代と同じだが、パネルが従来のIPS液晶から有機ELへと変更され、DCI-P3カバー率97%、輝度最大500nits、VESA TrueBlack 1000準拠と、表示性能が向上している。リフレッシュレートは30~144Hzの可変リフレッシュレートに対応し、表示解像度はWUXGA(1,920×1,080ドット)。

 プロセッサは、AMDのRyzen Z2 Extremeを採用し、パフォーマンスを向上。メモリはLPDDR5x-8000MHzを最大32GB、内蔵ストレージは最大2TBのPCIe 4.0準拠M.2 2242 SSDを搭載。最大2TBのmicroSDカードも利用可能。また、初代より50%以上大容量の74Whバッテリを搭載することで、性能を強化しつつ駆動時間も改善している。OSはWindows 11。

背面
側面
TrueStrikeコントローラを外した状態

 本体左右に装着され、着脱可能なTrueStrikeコントローラは、人間工学に基づいてデザインを変更。ボタン配置もよりスマートとなり、扱いやすくなったという。また、右コントローラは本体から外しテーブルに垂直に置くことでマウス相当としての利用も可能。この新しいTrueStrikeコントローラは下位互換性が確保されており、初代での利用も可能だ。

左コントローラ
右コントローラ

 本体背面にはキックスタンドが備わり、本体を自立させて利用できる。無線機能はWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3を搭載。インターフェイスは、本体上部側面と下部側面それぞれにUSB4を用意。電源ボタンには指紋認証センサーを内蔵。このほかアクセサリとして、スタンドとしても利用できるポートリプリケータ、拡張バッテリ、専用ケースなども用意される。

 本体サイズは206×136.7×22.95mm、TrueStrikeコントローラ装着時は295.6×136.7×42.25mm。重量は、本体のみで710±10g、TrueStrikeコントローラ装着時で920±10g。

 欧州では2025年9月に発売予定で、価格は999ユーロから。

上部側面
左側面
下部側面
右側面
コントローラ装着時の上部側面
コントローラ装着時の下部側面
背面キックスタンド
両手で持った状態
アクセサリのポートリプリケータ
背面にLANやUSB、HDMI出力などを備える
本体を立てかけるスタンドにもなる
利用時には本体上部のUSB4に接続する
専用ケースや拡張バッテリも用意される

Legion Pro 7 (16",10)

Legion Pro 7 (16",10)

 「Legion Pro 7 (16",10)」は、AMDのRyzen 9 9000 HXシリーズプロセッサ(最大Ryzen 9955HX3D)および、最大NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載するゲーミングPC新モデル。Legion Coldfront: Vaporおよびハイパーチャンバーサーマルテクノロジーによる優れた冷却システムにより、安定したゲームプレイを実現する。

 メモリはDDR5 5600MT/sを最大32GB、内蔵ストレージは最大2TBのPCIe 5.0 SSDを搭載。

 ディスプレイはWQXGA(2,560×1,600ドット)表示対応、リフレッシュレート240Hz、応答速度0.08ms、NVIDIA G-SYNC対応の16型有機ELを搭載。輝度は最大500nits、DCI-P3カバー率100%、Dolby Vision、VESA TrueBlack 1000準拠と、表示性能も優れる。

 無線機能はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4を搭載。インターフェイスは、USB 3.2 Gen 2 Type-C 2基、USB 3.2 Gen 2 Type-A、USB 3.2 Gen 1 Type-A 2基、HDMI、Gigabit Ethernet、オーディオジャックを用意。OSはWindows 11。

 本体サイズは364.387×275.94×21.9~26.65mm、重量は2.72kgから。欧州では2025年10月に発売を予定しており、価格は2,899ユーロから。

Lenovo LOQ Tower 26ADR10

Lenovo LOQ Tower 26ADR10

 「Lenovo LOQ Tower 26ADR10」は、LOQシリーズ初のタワー型ゲーミングデスクトップ。ケースは容積26Lのミドルタワーで、側面パネルは強化ガラスを採用し、内部のCPUファンやケースファンはカスタマイズ可能なARGBライティング機能を備える。

 プロセッサはRyzen 7 8745HX、ビデオカードはGeForce RTX 50シリーズ(最大GeForce RTX 5070 Ti)を搭載。メモリはDDR5 5600MT/sを最大64GB、内蔵ストレージはPCIe 4.0 SSDを2基、容量最大4TB搭載可能。内蔵電源ユニットの出力は最大850W。OSはWindows 11。

 本体サイズは404.5×205×437.1mm、重量は11.5kgから。欧州では2025年10月に発売を予定しており、価格は999ユーロから。

Legion Pro 32UD-10 / Legion Pro 27UD-10 / Legion Pro 27Q-10

Legion Pro 32UD-10

 「Legion Pro 32UD-10」「Legion Pro 27UD-10」「Legion Pro 27Q-10」は、いずれも有機ELパネル採用のゲーミングモニター新モデル。

 31.5型のLegion Pro 32UD-10と26.5型のLegion Pro 27UD-10は、いずれもUHD(3,840×2,160ドット)表示対応の有機ELパネルを採用。サイズ以外のパネルの仕様は同等で、リフレッシュレート最大240Hz、コントラスト比150万:1、輝度ピーク時1,000cd/平方m、sRGBカバー率99%、DCI-P3カバー率99%、デルタEは2未満、DisplayHDR TrueBlack 400対応。

 映像入力はUSB Type-C(DisplayPort ALT Mode HBR3)、HDMI 2.1 2基、DisplayPort 1.4 HBR3。そのほか、USB 3.2 Gen 2 Type-Cアップストリームポート、USB 3.2 Gen 1ダウンストリームポートも3基も備える。

 スタンド込みの本体サイズと重量は、Legion Pro 32UD-10が718.9×245.4×598.1mm、8.5kg、Legion Pro 27UD-10が610.3×203.4×523mm、6.3kg。

Legion Pro 27UD-10

 Legion Pro 27Q-10は、Legion Pro 27UD-10同様に26.5型有機ELパネルを採用するが、こちらはリフレッシュレートが最大280Hzとなる。また、映像入力がHDMI 2.1 2基とDisplayPort 1.4で、USBアップストリームポートがUSB 3.2 Gen 1 Type-Bとなるなどインターフェイスも一部仕様が異なっている。スタンド込みの本体サイズと重量は、610.3×203.4×523.4mm、6.3kg。本体デザインやサイズ、重量はLegion Pro 27UD-10とほぼ同じ。

 欧州での発売時期と価格は、Legion Pro 32UD-10が2025年11月予定で899ユーロ、Legion Pro 27UD-10が2025年10月予定で859ユーロ、Legion Pro 27Q-10が2025年11月予定で599ユーロ。