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INZONE、初代の弱点を改善した無線ヘッドセット「H9 II」。競技を見据えた有線イヤフォンも
2025年8月20日 10:06
ソニーはゲーミングブランドのINZONEから、新型の無線ヘッドセット「H9 II」および有線イヤフォン「E9」を発表した。9月5日の発売を予定しており、実売予想価格はH9 IIが4万円前後、E9が1万8,000円前後の見込み。
どちらも、上位のコアゲーマーから元プロやストリーマー、プロなどに向けたハイエンド製品となっている。プロゲーミングチームのFnaticと共同開発した点が特徴で、開発の初期段階からプロゲーマーが関わることで、コアゲーマーやプロも信頼できる製品に仕上げたとしている。
H9 II
H9 IIは、同社が2022年7月に発売した「H9」の後継機種となる無線ゲーミングヘッドセット。音質やノイズキャンセリングといったH9の強みはそのままに、不満点とされたマイクの品質や重量、操作性の改善を図った。
音質面では、同社のフラグシップヘッドフォン「WH-1000XM6」と同じ独自開発30mm径ドライバを採用。加えて、VALORANTやエーペックスレジェンズのプロチームと共同開発したEQプリセットを3種類用意し、FPSゲームのプレイ時に重要な足音や銃声を的確に捉えられるとする。ノイズキャンセリングモードや外音取り込みモードも備える。
マイクは単一指向性のものを採用し、周囲のノイズを拾いにくい設計とした。あわせて、プロゲーマーと設定を追求したAIノイズリダクション機能を備え、ノイズを抑えつつ発話者の声を取り込めるという。スーパーワイドバンドにも対応し、送話品質も高めた。また、フレキシブルアームによってマイクの位置を自在に調整可能になり、アームごと着脱できるようになるなど、マイク部分の構造も変更している。
筐体は、マイクなしの場合で260gの超軽量設計を実現。H9と比べて70g軽くなった。ヘッドバンド部分も大きく構造が変わったほか、従来合皮だったイヤーパッドもナイロン製となり、長時間装着していても蒸れにくくなっている。ミュートボタンをイヤーカップ上方に移動するなど、ボタンやダイヤルの配置を見直し、操作性も改善している。
そのほかの仕様として。接続方式は付属のUSB Type-Cドングルによる2.4GHz無線、Bluetooth(LE Audio対応)、3.5mmアナログ有線に対応。Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC、LC3。バッテリ駆動時間は約30時間(ノイズキャンセリングオフ時)、重量は260g。カラーはブラックとホワイトの2種類。
E9
E9は、FPSゲームに最適な音響チューニングを施したインイヤータイプの有線イヤフォン。プロ大会では有線のインイヤーイヤフォンが使われることが多く、本製品はそういったプロシーンでの使用も想定した製品となっている。
Fnatic監修の下、ゲームプレイ時に重要な足音や銃声が聞き取りやすく、定位感のあるサウンドを実現。3.5mmのアナログ有線接続時も恩恵が受けられるよう、FPSタイトル向けの音響チューニングが標準で適用されている。
同社初という完全密閉構造を採用。外気との通路を遮断することで遮音性を確保した。標準のシリコン製ハイブリッドイヤーピースに加え、ポリウレタンフォームを使ったノイズアイソレーションイヤーピースも付属しており、取り替えることでさらに遮音性を高められる。
人間工学に基づいた独自のエルゴノミックサーフェスデザインにより、耳への圧迫感を軽減。イヤーハンガー形状の採用に加え、5mm径ドライバの採用などによる小型軽量化も図っており、長時間装着しても快適に使用できるとする。プロの大会などで行なわれることの多い、本機の上からイヤーマフを装着する使い方にも対応する。
付属のケーブル長は1.8m、プラグ部はL型。USB Type-Cから3.5mmアナログに変換するUSB Type-Cオーディオボックスなども付属する。カラーはブラックとホワイトの2種類。
そのほか、販売中のゲーミングヘッドセット「H3」に新色ブラックが加わる。発売は10月3日で、実売予想価格は1万円前後の見込み。


























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