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パナソニックものづくりイズム館が12月26日をもって閉館。建物老朽化で

ものづくりイズム館

 パナソニックホールディングスが運営するパナソニックミュージアム(大阪宇門真市大字門真1006番地)の構成施設「ものづくりイズム館」が2025年12月26日をもって閉館する。

 ものづくりイズム館は1968年開業の松下電器歴史館を前身とする展示施設。2018年にパナソニックグループ創業100年を記念してパナソニックミュージアムが開業した際、ものづくりイズム館としてリニューアルしたが、老朽化の影響などを踏まえ開館当初から期間限定の施設としていた。

 常設展示として、1970年大阪万博で公開された人間洗濯機を始め、家電製品1号機が設置されたエントランスや、主なグッドデザイン製品を展示するデザインコーナー、歴代約150点の製品を6つのテーマで分けたマスターピースコーナーなど、パナソニック創業以来の家電製品約550点を展示している。

 ものづくりイズム館の閉館に伴い、パナソニックミュージアムは「松下幸之助歴史館」の単独運営となる。同じくパナソニックミュージアムを構成していた「さくら広場」は構成施設から外され、パナソニックホールディングスの施設として別個運営される。