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MicrosoftのCopilot各製品で最新の「GPT-5」が利用可能に

 Microsoftは8月7日(米国時間)、各製品やサービスにOpenAIの最新AIモデルである「GPT-5」を統合し、提供開始したと発表した。

 GPT-5はOpenAIが同日にリリースし、史上最も高速で賢く役立つと謳う新たなAIモデル。博士号並みの知能をすべての人に提供できるとしており、コーディング、数学、文章作成、ヘルスケア、視覚認識など、あらゆる分野で高い性能を発揮できるという。

 MicrosoftではGPT-5を幅広い製品/サービス群に統合することで、プラットフォーム全体での推論能力向上、コーディング、チャット能力の向上を実現。一般ユーザー、エンタープライズ、開発者といったいずれの利用シーンにおいても最適なツールを提供できるとしている。

 「Microsoft 365 Copilot」においてはより複雑な質問の推論、長い会話中での一貫性維持、より優れた文脈理解を実現。カスタムエージェントを構築する「Microsoft Copilot Studio」でも利用可能で、カスタムプロンプトにおいてGPT-5を選択することで、より複雑な業務プロセスに対応するエージェントを構築できる。

 一般ユーザーが使う「Microsoft Copilot」では、複雑な質問への回答、文章のブラッシュアップ、画像描画などを無料で利用できる。

 GitHubにおいては、すべての有料の「GitHub Copilot」プランにGPT-5を導入。Visual Studio CodeやGitHub Mobileの「GitHub Copilot Chat」を通じて、コードの記述、テスト、デプロイが可能。また、開発者向けの「Azure AI Foundry」においてもGPT-5を提供する。