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史上最も速く賢いを掲げるAI「GPT-5」。無料でも利用可
2025年8月8日 11:43
OpenAIは8月7日、史上最も高速で賢く役立つと謳う新たなAIモデル「GPT-5」を発表した。ChatGPT Plus/Pro/Team/無料版のすべてのユーザー向けにすでに提供中で、EnterpriseおよびEduプランのユーザーには1週間後に提供を開始する予定。今後、ChatGPTの新たなデフォルトモデルとして利用される。
GPT-5は、同社が最も優れたAIシステムだと謳う新たなAIモデル。博士号並みの知能をすべての人に提供できるとしており、コーディング、数学、文章作成、ヘルスケア、視覚認識など、あらゆる分野で高い性能を発揮できるという。
内部には、高速かつ効率的に幅広い質問に答えられる高スループットな「高速応答用モデル」と、複雑な問題に対して深く推論する「複雑問題用モデル」(GPT-5 thinking)の2つのモデルを用意。さらに、与えられたプロンプトに対してどちらのモデルが最適か判断するリアルタイムルーター機能を備えており、ユーザーの質問に応じてモデルを切り替えながら適切な回答を導き出す。これまで同社が提供してきたGPT-4.5などの教師なし学習モデルと、OpenAI o4-miniなどの推論モデルが統合されたようなかたちだ。
同社によれば、従来モデルと比べて優れたベンチマーク性能を達成し、より素早く回答を導き出せるようになったとしており、特にChatGPTが使われる機会の多い文章作成、コーディング、ヘルスケアにおける性能が向上したという。コーディング性能では、1つのプロンプトからゲームやアプリを作り出すこともできる。加えて、ハルシネーションの低減やプロンプトを遵守する能力の改善、ユーザーにごまをするような回答の抑制なども図っている。
また、実行できないタスクがあったり、限界があったりした場合に、事実でない回答を事実のように伝えてしまう割合も低減。悪意のあるプロンプトなどに関する安全性の面では、これまでプロンプトに応答または拒否するしか選択肢がなかったが、GPT-5では質問の一部にだけ答える、抽象度を上げて説明するといったことを可能にするセーフコンプリーションという手法も導入した。
そのほか、Proプランのユーザー向けにはより複雑なタスクにも対応できる上位モデル「GPT-5 Pro」を提供する。OpenAI o3-proの後継に相当するものとなる。一方で、推論機能を備えつつコンパクトで高速なGPT-5 miniも用意。こちらは無料版のユーザーがGPT-5の利用上限に達した際になどに自動的に切り替わり、利用される。
なお、現行のGPT-4o、OpenAI o3、OpenAI o4-mini、GPT-4.1、GPT-4.5は、新たに登場したGPT-5に今後置き換えられるとしている。


















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