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こういう見た目に俺は弱い。トラックボール一体化可能なキーボード

 米Atomic Keyboardは、トラックボールを一体化できるキーボード「MDR Dasher Keyboard」の登場を予告した。クラウドファンディングサイトのKickstarterにおいて8月中旬より出資を募る予定だ。現在早期登録すれば599ドル(約8万8,000円)で製品を入手できる。

 MDR Dasher Keyboardは「神秘的かつ重要な仕事向け」とされるキーボード。大きなブルーのダッシュボードに浮いたようなキーのデザイン、大胆に分断したファンクションキー、そして本来テンキーとなる部分に直径50mmの大型トラックボールを備えたビジュアルが印象的だ。

 ことキー配列に関しては、一般的なキーボードとは大きく異なり、スチール製でマグネットでくっつくトップシートを交換することで、用途によって配列をカスタマイズ可能なのが特徴。ただ、数字列上にあるファンクションキー(?)が、一般的な12個ではなく8個なのは変えられないようだ。

重厚感のある筐体

 メインビジュアルになっている「Innie」レイアウトは、Data General(略称はDG、1999年にEMCが買収)製のターミナルにインスパイアされたもので、EscやOption、Ctrlキーを省いて“必要なものだけを備えた”という。十字形になっているカーソルキー(その中央キーの機能は不明)、右側にはトラックボールを配置しているのが印象的。

 一方でEscなど、現代的なレイアウトが必要な場合は「Outie」レイアウトを利用。こちらはトラックボールを備えた60%キー配列になるという。

 そして、「DG Dasher D2キーボード」のオリジナルを忠実に再現した「Dasher」レイアウトも用意。こちらはトラックボールではなくテンキーを搭載し、専用の修飾キーも備える。

キーレイアウトは変更可能
トップシートの変更

 このレイアウト変更は、前述の通りトップシートを交換する形となるが、このためにミッドフレームがマグネット式となっている。これにより数秒で用意にレイアウトを切り替え可能。また、PCBとプレートはスーパーセットとして設計されており、あらゆる構成に対応可能。キースイッチもホットスワップ対応のため、スイッチとキーキャップを追加すれば独自レイアウトの容易に作成できるとしている。

 トラックボールは高精度センサーを採用。クリックボタンはCNC加工のカスタムキーキャップとMXスイッチを組み合わせた。このほか、重量7kgにおよぶ超堅牢筐体の採用、Web上からキーやマクロをカスタマイズできる機能の採用などが謳われている。