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ワコム、サッとすぐ描けるAndroid搭載お絵描きタブレット「MovinkPad 11」

MovinkPad 11

 ワコムは、アイデアやインスピレーションが浮かんだ時にすぐに描き出し始めることができるAndroidタブレット「MovinkPad 11」を7月31日に発売する。直販価格は6万9,080円。

 「MovinkPad 11」は、ハイエンド機種にも使われているペン「Wacom Pro Pen 3」が付属するお絵描きに特化した11.45型タブレット。Quick drawing機能を搭載しており、思い立ったらすぐに絵を描けるのが特徴。画面に近づけた状態でペンのボタンを長押しすると、画面のロックを解除することなく、すぐにアプリ「Wacom Canvas」を起動でき、手軽にラフなどを描き始めることができる。

 Wacom Canvasで描いた内容を、すぐさま「CLIP STUDIO PAINT」に転送してより詳細に編集できる機能を搭載。また、Wacom CanvasとCLIP STUDIO PAINTで描いた作品は、すべて「Wacom Shelf」というアプリで自動的に保存/管理するようになっている。ワコムはこの一連の体験を「Wacom UX」と呼んでいる。

 ハードウェア面では、2,200×1,440ドット表示とsRGB 99%対応で、映り込みを抑えた非光沢かつ指紋がつきにくいガラスを装備した11.45型ディスプレイを搭載。明るい制作環境にも対応できる400cd/平方mの高輝度、および滑らかな表現が可能な90Hzのリフレッシュレートもサポートする。

本体
背面
製品パッケージ
付属のWacom Pro Pen 3。軽量で持ちやすい
後部に替芯を収納する(ここはバランスウェイトなどを入れる場所だが、MovinkPad 11では替芯収納となっている)

 背面は、卓上に置いてもすぐに取り上げられるゴム足を装備。厚さは7mmと薄型で、重量も588gと比較的軽量。さらにIP52準拠の防水防塵に対応する。

 主な仕様は、SoCにMediaTek Helio G99、メモリに8GB、ストレージに128GB、OSにAndroid 14などを搭載する。

 インターフェイスは、USB 2.0 Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、470万画素背面/500万画素前面カメラなどを備える。バッテリは7,700mAh、本体サイズは266×182×7mm。

MovinkPad 11実機
USB Type-Cポートを装備
背面はすっきりとしたデザイン
カメラは突起しないようになっている