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Ryzen AI 9 HX 370搭載で20万円切り。8型ポータブルゲーミングPC「AOKZOE A1X」

AOKZOE A1X

 天空は、AOKZOEブランドの8型ポータブルゲーミングPC「AOKZOE A1X」を7月10日に発売する。価格は15万8,000円~23万8,000円。7月10日までは先行予約限定として本体価格を5,000円引きし、液晶保護フィルムをプレゼントする。

  • Ryzen 7 8840U/メモリ32GB/1TB SSD搭載モデル: 15万8,000円
  • Ryzen AI 9 HX 370/メモリ32GB/1TB SSD搭載モデル: 19万8,000円
  • Ryzen AI 9 HX 370/メモリ64GB/2TB SSD搭載モデル: 23万8,000円

 初代「AOKZOE A1」は世界で初めてRyzen 7 6800Uを搭載したポータブルゲーミングPCとして話題となったが、最新版では上位モデルでRyzen AI 9 HX 370となり性能が向上した。8型としては比較的軽量な約748gの軽量筐体、Nintendo SwitchのJoy-Conとのペアリング機能、1,920×1,200ドット/120Hz表示でネイティブランドスケープになった8型液晶などが特徴。

6月27日に都内で開かれた製品発表会の天空 代表取締役 山田拓郎氏
AOKZOE A1Xの主な特徴
Windows 11 Homeの搭載でさまざまなプラットフォームのゲームがプレイ可能
初代から性能が約1.5倍に
Ryzen AI 9 HX 370の搭載
仕事用PCとしても利用できる
キックスタンドを搭載。またNintendo SwitchのJoy-Conとの接続も可能
ネイティブランドスケープの8型液晶を搭載

 ジョイスティックはドリフト現象が少ないホール効果を採用したタイプとなった。ボタン類も高品質が謳われている。背面にキックスタンドを搭載し、卓上に立てかけられる。また、バッテリに充電せずに利用できる「バイパス充電」を新たにサポートし、電池の充電上限を設定できる「いたわり充電」も備えた。

 このほか、2基のUSB4やOCuLinkも搭載し、外部GPUによりグラフィックス性能を強化することも可能。

USB4やOCuLinkの搭載でeGPUと接続可能
18,880mAhのバッテリを内蔵
ホール効果によるジョイスティック
15,000回押下のA/B/X/Yボタン押下テストもクリア

 搭載OSはWindows 11 Home。制御ソフトウェアとして「OneXConsole」も搭載(名称はONEXPLAYER搭載のものと同じだが、実質AOKZOEはサブブランドであることが明らかとなった形)し、起動中のゲームの状態をそのままに稼働を一時停止し、別のゲームに切り替えたりするこができる「冷蔵庫」機能が搭載された。

OneXConsoleを搭載し、アプリの現状を保存して稼働を一時停止する「冷蔵庫」が搭載される
冷蔵庫の機能

 そのほかのインターフェイスはUSB 3.2 Gen 2、microSDカードスロット、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、音声入出力。バッテリは72.7Wh。本体サイズは約285×125×21mm。100WのGaN急速充電アダプタが付属する。

国内保証付きとなっている
各モデルの価格
7月4日には第5回のポータブルゲーミングPCフェスを開催。三田寺理紗さんや荒木美鈴さんをゲストに呼び、A1Xの魅力を伝える予定
実機。本体右側のボタン類やジョイスティック類
本体左側のボタン類
本体上部。排気口やUSBポート、電源ボタン、音量調節ボタンなどが見える
本体底面。OCuLinkはこちら側に装備されている
本体側面。エルゴノミクスに基づいたカーブが印象的
本体背面。吸気口の大きさは控えめか
キックスタンドで机に立てたところ
液晶はネイティブランドスケープに。表示品質も高い