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ブルースクリーンはブラックスクリーンに。Windowsクラッシュ時の画面が変更へ

予期せぬ再起動が発生した際の新たなUI

 Microsoftは26日、Windows 11バージョン24H2において、予期せぬ再起動が発生した際のUIを従来のブルースクリーンから、黒背景に白文字で情報を表示するものへ変更すると発表した。

 新たなUIはWindows 11のデザイン原則と合わせるとともに、シンプルで読みやすく、必要な技術情報を表示し続ける仕様となった。画面上には、デバイスに問題が発生していて再起動が必要である旨と作業の進捗状況、停止コード、問題の原因が白文字で示される。あわせてクラッシュダンプの収集機能を改良し、ダウンタイムを約2秒ほどに短縮している。

 予期せぬ再起動における各種改善は、2025年夏の後半に一般提供を開始予定。加えて、WinRE(Windows Recovery Environment)を利用してMicrosoftがクラッシュデータを収集/分析し、OS起動に関する大規模障害などにすばやく対応する仕組み「Quick Machine Recovery」についても、同時に展開するとしている。Windows 11バージョン24H2のすべてのエディションで利用可能になる。

 同社では、CrowdStrike製品による2024年7月の大規模障害を教訓に、Windowsのより安定的な動作を目指す取り組み「Windows Resiliency Initiative」を進めており、今回の変更もその一環となる。