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GeForce RTX 5050電撃発表。40シリーズにはなかったエントリーモデル

ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO

 NVIDIAからエントリー向けのGPU「GeForce RTX 5050」シリーズが発表された。7月後半発売予定で、米国での価格は249ドル(約3万7,000円)、日本での価格は4万4,800円から。

 GeForce RTX 50シリーズの先代に当たる40シリーズはミドルレンジの4060が最下位となっていたため、末尾が“50”のエントリー向けGPUはGeForce RTX 3050以来となる。CUDAコア数は2,560基、ブーストクロックは2,572MHz。

 特徴的なのはメモリ周りで、GeForce RTX 5060までは新世代のGDDR7メモリを採用していたのに対し、5050はGDDR6の採用となる。速度は20Gbps、バス幅は128bit、バンド幅は320GB/s。容量は8GBとなっている。

 PCとの接続インターフェイスはPCIe 5.0 x8。補助電源は8ピン1基を利用し、最大消費電力は130W。

 GeForce RTX 3050と比較するとCUDAコア数は共通となるが、進化したBlackwellアーキテクチャによりクロック数が大幅に向上したほか、第5世代Tensorコアと第4世代RTコアなどにより、DLSS 4に対応しているため、対応ゲームでは大幅なフレームレート向上が見込まれる。

GeForce RTX 5050GeForce RTX 3050(8GB版)GeForce RTX 1650GeForce RTX 5060
アーキテクチャBlackwellAmpereTuringBlackwell
CUDAコア数2,560基2,560基896基3,840基
ブーストクロック2,572MHz1,777MHz1,665MHz2,497MHz
製造プロセスカスタム4N?8nm12nmカスタム4N
メモリGDDR6GDDR6GDDR5/GDDR6GDDR7
バス幅128bit128bit128bit128bit
PCIe5.0 x84.0 x83.0 x165.0 x8
最大消費電力130W130W75W145W

 記事執筆時点では、ZOTACが長さ164.5mmの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO」、ツインファンの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge」、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge OC」、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge OC White Edition」を投入することが明らかとなっている。

ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge
ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge OC White Edition