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GeForce RTX 5050電撃発表。40シリーズにはなかったエントリーモデル
2025年6月24日 22:04
NVIDIAからエントリー向けのGPU「GeForce RTX 5050」シリーズが発表された。7月後半発売予定で、米国での価格は249ドル(約3万7,000円)、日本での価格は4万4,800円から。
GeForce RTX 50シリーズの先代に当たる40シリーズはミドルレンジの4060が最下位となっていたため、末尾が“50”のエントリー向けGPUはGeForce RTX 3050以来となる。CUDAコア数は2,560基、ブーストクロックは2,572MHz。
特徴的なのはメモリ周りで、GeForce RTX 5060までは新世代のGDDR7メモリを採用していたのに対し、5050はGDDR6の採用となる。速度は20Gbps、バス幅は128bit、バンド幅は320GB/s。容量は8GBとなっている。
PCとの接続インターフェイスはPCIe 5.0 x8。補助電源は8ピン1基を利用し、最大消費電力は130W。
GeForce RTX 3050と比較するとCUDAコア数は共通となるが、進化したBlackwellアーキテクチャによりクロック数が大幅に向上したほか、第5世代Tensorコアと第4世代RTコアなどにより、DLSS 4に対応しているため、対応ゲームでは大幅なフレームレート向上が見込まれる。
GeForce RTX 5050 | GeForce RTX 3050(8GB版) | GeForce RTX 1650 | GeForce RTX 5060 | |
---|---|---|---|---|
アーキテクチャ | Blackwell | Ampere | Turing | Blackwell |
CUDAコア数 | 2,560基 | 2,560基 | 896基 | 3,840基 |
ブーストクロック | 2,572MHz | 1,777MHz | 1,665MHz | 2,497MHz |
製造プロセス | カスタム4N? | 8nm | 12nm | カスタム4N |
メモリ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR5/GDDR6 | GDDR7 |
バス幅 | 128bit | 128bit | 128bit | 128bit |
PCIe | 5.0 x8 | 4.0 x8 | 3.0 x16 | 5.0 x8 |
最大消費電力 | 130W | 130W | 75W | 145W |
記事執筆時点では、ZOTACが長さ164.5mmの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO」、ツインファンの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge」、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge OC」、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 Twin Edge OC White Edition」を投入することが明らかとなっている。