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日本郵便、7桁の英数字で住所が書ける「デジタルアドレス」

 日本郵便は26日、7桁の英数字で自分の住所を伝えられる「デジタルアドレス」を正式に提供開始した。現時点では郵便局アプリのみで利用できるが、他社を含め、順次対応サービスを拡大していくという。2024年11月より体験版として提供していたが、今回正式版となったかたち。

 デジタルアドレスは、7桁の英数字で住所を表わせるサービス。ユーザーが予め自身の住所と紐付くデジタルアドレスを取得しておくと、対応するサービスを利用する際などに住所を簡単に示せる。短い文字列で長い住所を正しく表現できることから、住所の記入/入力時の手間や表記の揺れ、書き間違いなどを減らせるという。

 利用シーンとしては、ECサイトでの住所の自動入力や、大量の手書き文書への住所記入などを挙げているほか、紐付く住所を変更すれば同じデジタルアドレスで新住所を表現できることから、引っ越しにともなう住所変更などにも有用だとしている。

 現時点では、郵便局アプリでのゆうパックの送り状作成における自動住所入力にのみ使えるが、今後パートナー企業を含めて順次使える場所やサービスを拡大していく予定。