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SCE、PlayStation 4用のヘッドマウントディスプレイを開発
(2014/3/19 11:46)
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は19日、ゲーム機「PlayStation 4」用のヘッドマウントディスプレイ「Project Morpheus(モーフィアス)」を現在開発中であることを発表した。
バイザースタイルのヘッドマウントディスプレイで、加速度センサーおよびジャイロセンサーを内蔵。PlayStation 4のオプションアクセサリ「PlayStation Camera」と組み合わせて、プレーヤーの頭部の動きを検知することで、コントローラなしで3D仮想空間内で360度全方向にリアルタイムに向くことができる。これにより没入感を高めるのが狙い。
また、モーションコントローラ「PlayStation Move」を併用することで、ゲーム内で剣のような武器を再現し、自由に動かしながら敵と戦うといったことが可能になる。音響面も独自の3Dオーディオ技術を採用。前後左右からの音に加えて、上下からの音も再現し、またプレーヤーの頭部の動きに応じてリアルタイムに変化する。
現在PlayStation 4上でMorpheusが利用できるSDKを開発しており、準備出来次第開発者向けに配布するとしている。
試作機の主な仕様は、ディスプレイがLCD方式で、サイズは5型。解像度は1,920×1,080ドット(左右の目それぞれに960×1,080ドットの映像を表示)。水平視野角は90度。インターフェイスはHDMIとUSB。
本機は、米国サンフランシスコで19日から21日(現地時間)に開催されているGames Developers Conference 2014に参考展示される。デモとしては、多人数参加シューティング「EVE: Valkyrie」、ステルスアクションゲーム「Thief」、仮想空間内のインタラクションが楽しめる「The Castle」、シャークケージから海の中の様子が見渡せる「"The Deep"」が用意される。