日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、ノートPCの夏モデル第一弾を発表した。

　夏モデルでは、デザインの一新、Windows 7 64bit版の採用、SSDの積極採用、Microsoft Office 2010の搭載が特徴となっている。今回は15.6型液晶搭載の4機種が発表された。

シャンパンゴールド	ブラックチェリー

　15.6型液晶(1,366×768ドット)のIntelプラットフォーム機。HP Direct Plus直販専用モデルで、直販価格は7万円前後から。

　CPUの最上位はCore i7-720QMのままだが、下位のCore i5/i3 CPUはクロックが向上している。

　夏モデルは、8GBメモリや160GB Intel製SSDがBTOオプションに追加された。独立したGPUも選択可能で、ATI Mobility Radeon HD5650(1GB)が搭載できる。光学ドライブはDVDスーパーマルチ以外に、BDドライブも選択できる。

　デザインテーマはasagiriからfacetへ変更され、ボディカラーがシャンパンゴールドとブラックチェリーの2色から選択できるようになった。

　本体サイズは、382×250×30～37mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.45kg。バッテリはリチウムイオンの6セルで、駆動時間は約5時間。

　dv6iと同じ15.6型液晶と、AMDの最新プラットフォーム「Danube(ダニューブ:ドナウ)」を搭載した製品。HP Direct Plus直販専用モデルで、直販価格は6万円前後から。

　CPUはV Series V120(2.2GHz)/Athlon II P320(デュアルコア、2.1GHz)、Phenom II P920(クアッドコア、1.6GHz)から選択できる。

　チップセットはAMD M880Gで、内蔵のRadeon HD 4200以外に、独立したATI Mobility Radeon HD5650(1GB)も選択できる。

　光学ドライブはDVDスーパーマルチのみで、BDドライブは選択できない。

　本体サイズは、378×245×30.8～36mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.43kg。バッテリは6セルで、駆動時間は約4時間。

dv6pは本体色がシルバーとなる

　dv6iと同じボディの量販店向けモデル。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後から。

　ボディは、トップカバーとパームレストがヘアライン加工されたアルミニウム製パネルとなっている。

　4機種が用意され、中心となる「スタンダード・オフィスモデル」は、Core i5-450M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、4GBメモリ、500GB HDD、BDドライブ、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRなどを備える。店頭予想価格は14万円前後。

　OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。Microsoft Office Personal 2010を搭載する。本体サイズやバッテリ駆動時間はdv6iに準じる。

　上位機種として、Core i7-720QMとATI Mobility Radeon HD 5650搭載の「パフォーマンス・オフィスモデル」も用意される。店頭予想価格は20万円前後。また、Core i5ベースながら、タッチパネル液晶を搭載した「パフォーマンス・タッチモデル」も用意される。店頭予想価格は16万5千円前後。

エントリモデル、ボディカラーはシルバー	スタンダードモデル、ボディカラーはビスコッティ

　価格性能比を重視した量販店向けモデル。春モデルではCore i3ベースだったが、Core i5-450MとCeleron T3300(2.00GHz)に変更された。価格はオープンプライス。

　Celeron T3300ベースの廉価機種「エントリモデル」の店頭予想価格は6万5千円前後から。ボディカラーは新色のシルバー。

　主力となる「スタンダードモデル」は、Core i5-450M(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、15.6型1,366×768ドット液晶などを備え、店頭予想価格は8万円前後。これにMicrosoft Office Personal 2010を搭載した「オフィスモデル」は10万円前後の見込み。ボディカラーはビスコッティ。

　本体サイズは374×246.5×31.8mm(同)、重量は約2.5kg。バッテリは6セルで、駆動時間は約5.5時間。