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エプソン、オフィス内で使用済みの紙から再生紙を生み出す「PaperLab」に新型

PaperLab Q-40(左)とQ-5000(右)

 エプソンは、使用済みの紙から新しい紙を生産する乾式オフィス製紙機「PaperLab」の新型「Q-5000」および「Q-40」を発売した。価格はどちらもオープンプライス。

 同社が2016年に発売した乾式オフィス製紙機の新型。紙源プロセッサであるQ-40は、使用済みの紙を再生に適した形、かつ機密内容が判読できなくなるレベルまで細かく裁断。その紙片をメインユニットのQ-5000に投入することで、水をほとんど使わず新たな再生紙「Dry Fiber Paper」を生産できる。このプロセスを通じて、さまざまな場所から古紙を回収して利用できるとしている。

 現行モデルと比べ、繊維化や成形における複数の工程を統合し、約50%の小型化を実現。加えて、繊維化した古紙をつなぐ結合材に天然由来の材料を採用し、環境負荷の低減を図った。さらに、製紙工程の改良によって、市販のコピー用紙が混在していれば、Dry Fiber Paperを繰り返し再生することも可能となった。

PaperLabの活用イメージ