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デル、Core Ultraシリーズ2搭載のミニタワーとスリムデスクトップ
2025年3月14日 11:43
デル・テクノロジーズは、Core Ultraシリーズ2を搭載可能なスリムデスクトップ「Dell Slim(ECS1250)」およびミニタワーPC「Dell Tower(ECT1250)」を3月28日に発売する。
いずれもCPUに第14世代CoreまたはCore Ultraシリーズ2を搭載したデスクトップPCで、2月に発表された「Dell タワー Plus」に続く、Dellブランド刷新後そのブランドを冠したデスクトップPCの第2弾となる。
いずれもデザインを刷新し、光学ドライブ非搭載になったのが特徴。その一方でインターフェイスとしてSDカードスロット、HDMI 2.1、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6Eなどを標準搭載する。
Dell Slimの構成例として、CPUにCore i3-14100、メモリ8GB、ストレージに512GB SSDなどを搭載した仕様で、価格は6万9,900円。CPUにCore Ultra 7 265、メモリ32GB、ストレージに1TB SSDを搭載した仕様で、価格は16万3,900円となっている。
3.5インチシャドウベイを1基備える。インターフェイスはUSB 3.2 Gen 1 Type-C、USB 3.2 Gen 1 3基、USB 2.0 4基、DisplayPort 1.4a、HDMI 2.1、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6E、SDカードスロット、音声入出力などを備える。本体サイズは65×293×305.5mm、重量は3.49~4.75kg。
Dell Towerの構成例として、CPUにCore i5-14400、メモリ16GB、ストレージに512GB SSDなどを搭載した仕様で、価格は10万8,900円、CPUにCore Ultra 7 265F、メモリ32GB、ストレージに1TB SSD、GPUにGeForce RTX 4060を搭載した仕様で、価格は20万8,900円。
拡張スロットはPCIe 3基、M.2 2基。3.5インチシャドウベイを1基備える。インターフェイスはUSB 3.2 Gen 1 Type-C、USB 3.2 Gen 1 3基、USB 2.0 4基、DisplayPort 1.4a、HDMI 2.1、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6E、SDカードスロット、音声入出力などを備える。本体サイズは154×293×324.3mm、重量は5.45~6.86kg。
3月14日に都内で開かれた記者会見では、米国本社より来日したCBS Online Executiveセールス担当 バイスプレジデントのアンジェラ・リチター氏が、PC市場の全体を概観しながら、製品ブランド刷新や新製品投入に対する意気込みを語った。
同氏によれば、2022年以降、個人向けや中小企業向けのPC市場は縮小気味であったが、2024年のブラックフライデー商戦では前年超えの回復基調を示したほか、2025年10月にはWindows 10のサポート終了、そしてコロナ禍初期(2020年)に導入したステイホームPCの買い替え需要などがあり、2025年は大きな盛り上がりが期待できるとする。
その中で、同社の多岐にわたる調査で、消費者はこれまでの各製品ブランド(XPSやInspironなど)よりもDellブランドの方が圧倒的に知名度が高いため、2025年以降はAlienwareを除いてDellブランドに統一することが決定。それに伴いDellブランドを冠した新製品を多数投入するとした。こと今回のDell TowerとDell Slimに関しては、日本での需要が他国と比較して高いとして、比較的早いタイミングで投入となった。
製品のDellブランドの統一に際して、改めてDellの公式サイトで購入してもらえるよう、順次改善を行なっており、ポイントが獲得できるDell Rewardsプログラムの導入や、製品を購入しやすいサイト作り、ニーズにあった製品がすぐに見つかるフィルタや検索機能の向上を行なったとした。