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dynabook、個人向け16型ノートPCを刷新。ユーザー側でのバッテリ交換にも対応
2025年2月12日 11:00
Dynabookは12日、個人向けノートPC 7機種およびビジネス向けPC 2機種を発表した。14日から順次発売する。
個人向けノートPCはホームユースを想定した光学ドライブ付きオールインワンノートが4機種、光学ドライブ非搭載のスタンダードノートが3機種。2024年5月に発売した製品からの置き換えとなる。
オールインワンノート「dynabook T9/Y」「T7/Y」「T6/Y」「T5/Y」
ユーザー側でのバッテリ交換が可能になったほか、新たにThunderbolt 4ポートやCopilotキーを搭載。モニターには16型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶を採用し、メモリはDDR5-4800からDDR5-5200に変更して高速化を図った。カラーはアッシュブルー/アッシュゴールド/アッシュシルバーの3色(機種による)。OSはWindows 11 Home。
また、モニター上部のWebカメラに物理シャッターを装備。キーボードはPauseキーとInsキーを追加した107キーボードで、キーストロークは1.5mmから2.0mmに変更した。また、内蔵マイクのミュート状態をひと目で把握できるLEDを新規に搭載している。稼働時間の目安は動画再生時で約5時間。充電時間は約2.5時間(電源オフ時)。
このほか旧モデルと同様に、冷却ファンを2基搭載した冷却機構「エンパワーテクノロジー」を採用。dynabookの説明によると、他社のファンよりも羽を薄くして枚数を増やすことで回転数に対する風量を増やし、排熱の効率化とノイズの低減を図っているとしている。
4モデルの主な違いはCPU/メモリ/ストレージ/光学ドライブ/Webカメラ画素数。最上位機種のT9/Yのみ200万画素のWebカメラを搭載している。
T9/Yの標準構成はCore i7-1360P/32GBメモリ/1TB SSD/Blu-ray Discドライブ。実売価格は28万円台半ば。
T7/YはCore i7-1360P/16GBメモリ/512GB SSD/Blu-ray Discドライブ。実売価格は24万円台前半。
T6/YはCore i7-1355U/16GBメモリ/512GB SSD/DVDスーパーマルチドライブ。実売価格は22万円前後。
T5/YはCore i3-1305U/16GBメモリ/256GB SSD/DVDスーパーマルチドライブ。実売価格は16万円台半ば。
インターフェイスは4機種共通で、Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen 1 3基、Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E、Gigabit Ethernet、HDMI、SDカードスロット、音声入出力など。
本体サイズは約360×251.5×23.7~25.7mm、重量はT9/YとT7/Yが約2.03kg、T6/YとT5/Yが約1.99kg。
スタンダードノート「dynabook C7/Y」「C6/Y」「C5/Y」
dynabook C7/YおよびC6/Yは、Tシリーズとほぼ共通の仕様やインターフェイスを備えながら、光学ドライブを非搭載としたモデル。変更点も基本的にTシリーズと同様となる。
一方dynabook C5/Yは、バッテリ交換に非対応なほか、ディスプレイも15.6型のフルHD(1,920×1,080ドット)とし、キーボードやWebカメラも現行のまま据え置き、Thunderbolt 4ポートも非搭載となっている。
C7/Yの標準構成はCore i7-1355U/16GBメモリ/512GB SSD。実売価格は22万円前後。
C6/YはCore i5-1334U/16GBメモリ/256GB SSD。実売価格は19万円台後半。
C5/YはCore i3-1305U/16GBメモリ/256GB SSD。実売価格は16万円前後。
dynabook P56/LY
16型ディスプレイを備え、ビジネス向けノートPCの中でも最大サイズの「大画面ビジネスノート」という位置付け。価格は48万9,500円から。
Tシリーズ/Cシリーズと同様に筐体を一新して軽量化を図ったほか、Thunderbolt 4ポートやCopilotキーなどを搭載。ユーザー側でのバッテリ交換にも対応している。
標準構成は、CPUがCore i5-1334U、メモリ16GB、ストレージが256GB M.2 NVMe SSDなど。インターフェイスもTシリーズとほぼ同じ。OSはWindows 11 Pro。