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OBSバージョン31でVALORANTをキャプチャできない問題

VALORANT

 先日公開されたOBS Studioバージョン31で、VALORANTを「ゲームキャプチャ」できない問題が発生している。

 これは新バージョンでキャプチャフックのコード証明書が更新されたため。アンチチートソフトを利用しているゲームで、OBS 31の新しいコード証明書に対応していないものは、OBSのゲームキャプチャで画面を取り込めなくなる。

 具体的に問題が確認されているのは、「The FINALS」や「Fortnite」が採用するEasy Anti-Cheat、「Counter-Strike 2」が採用するValve Anti-CheatとFACEIT Anti-Cheat、「VALORANT」が採用するRiot Vanguardなど。

 Easy Anti-Cheatについては、OBS新バージョンに対応するモジュールが開発されているが、ゲーム開発メーカーが個別に更新をかける必要がある。Riot Vanguardについては、アップデートが開発中のステータスとなっている。

 他方、BattlEye、nProtect GameGuard、Anti-Cheat Expert、1047 Games Equ8、Valve Anti-Cheat(Dota 2およびほかタイトル)、miHoYo Anti-Cheat、Blizzard Anti-Cheat、RICOCHET Anti-Cheat、EA Anti-CheatといったアンチチートソフトはOBS 31に対応済み。

OBSのキャプチャフックのコード証明書への対応状況

 なお、編集部で試した限り、VALORANTについては、「ゲームキャプチャ」ではなく「画面キャプチャ」を利用すると取り込めた。この方法が利用できない場合は、OBSをバージョン30.1.2以前に戻す必要がある。また、バージョンを戻すだけではダメな場合もあり、その時は、%PROGRAMDATA%/obs-studio-hook フォルダにあるファイルを削除する(その際にOSの再起動が必要な場合もあり)。