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EIZO史上最薄最軽量。中空ベゼル/モニターアームで宙に浮かぶような23.8型モニター

FlexScan FLT

 EIZOは、同社では最薄最軽量となるモニターアーム付属の23.8型フルHDモニター「FlexScan FLT」を10日に発売する。直販価格は6万4,900円。

 FlexScan FLTは、フルHD(1,920×1,080ドット)表示対応の非光沢IPSパネルを搭載し、厚さが24.4mm、モニター部の重量が約2.4kgの薄型軽量モニター。

 「Future-Leading Technology」の略称であるFLTを冠し、同社が描くデザインやワークスタイル、サステナビリティの未来ビジョンを具現化した製品で、次世代のFlexScanシリーズの起点となるモデルとして位置付けられている。

厚さは24.4mm

 フレームを感じさせない中空ベゼルを備え、モニターアームを標準搭載し、宙に浮いているかのようなデザインを採用する。インターフェイスはUSB Type-Cのみで、同社モニターとして初めてPCからの給電で動作し、デイジーチェーン終端のモニターとして中継対応モニターからの給電で動作できる。

【12月9日訂正】記事初出時、「デイジーチェーン対応」としておりましたが、FlexScan FLT自身を中継モニターとして利用できません。お詫びして訂正します。

 アップストリームのUSB Type-Cポートは映像入力やUSB PD 60W給電をサポートする。このほか、モニターアームには支柱にねじ構造を備え、机の後ろに回り込まずに取り付けできる。

インターフェイス部
利用イメージ(FlexScan FLTからノートPCに給電)
利用イメージ(ノートPCからFlexScan FLT)
利用イメージ(デイジーチェーン)

 本製品は同社で最も環境に配慮したモデルでもあり、標準消費電力6Wを実現し、欧州エネルギーラベルの最高ランクであるClass Aを24型クラスモニターで初めて取得する。

 モニター本体とPCなどの接続機器の消費電力をリアルタイムに確認できる特許出願中の「消費電力表示機能」や、画面の明るさを自動で最適化して消費電力を最大60%カットできるカラーモード「Ecoモード」を搭載する。

 モニター筐体に環境負荷の少ない再生プラスチックを95%使用しているほか、モニターの薄型化により梱包体積も従来モデル「EV2480-Z」と比べて42%削減し、輸送における環境負荷も軽減する。

 本製品はこれらの取り組みにより、4日発効の国際サステナビリティ認証「TCO Certified, Generation 10」を世界で初めて取得している。

【お詫びと訂正】初出時に従来モデルの名前を「EZ2480-Z」としておりましたが、正しくは「EV2480-Z」となります。お詫びして訂正いたします。

消費電力表示機能

 主な仕様は、表示色数が約1,677万色、リフレッシュレートが60Hz、中間色応答速度が5ms、色域がsRGB 100%、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が1,000:1、視野角が上下/左右ともに178度。

 パネル部のサイズは550.2×24.4×327.8mm。重量はアーム込みで約4.5kg。100×100mmのVESAマウント対応の専用プレートを付属し、手持ちのモニターアームに取り付けできるアームレスモデル「FLT-FBK」も受注生産限定で用意する。

モニターアーム