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ASUS渾身の超高級キーボード「ROG Azoth Extreme」国内発売予告

ROG Azoth Extreme

 ASUSは22日、都内でIntel Z890マザーボードに関する記者発表会を開催したが、後半ではゲーミングキーボードおよびマウスの5製品についても紹介がなされた。

ゲーミングキーボード

 ゲーミングキーボード製品としては、渾身のフラグシップとも言える「ROG Azoth Extreme」と、待望のラピッドトリガー対応「ROG Falchion Ace HFX」の2製品が紹介された。いずれも11月発売予定となっているが、価格などは未定。

 ROG Azoth Extremeはいわば75%レイアウトの無線メカニカルキーボードだが、フラグシップにふさわしい素材やさまざまな機構/ギミックが詰め込まれている。まず注目は筐体で、通常の無線キーボードは無線信号の伝送を妨げる金属素材を避ける傾向が多い中、ROG Azoth Extremeはフルアルミニウム合金の筐体と金属フレーム、独特のブレードパターンを備えつつ、独自の「ROG SpeedNova」技術により、無線性能を維持しながら高級感のある外観を実現した。

金属筐体による高い質感。底面のネームプレートを外すとガスケットマウントの反発力を調節できるスイッチやレシーバ収納部が

 また、本体右奥にフルカラーのOLEDタッチディスプレイを搭載しており、ユーザー好みのアニメーションやシステム状態を表示できるほか、時間やバッテリ残量、通知といった情報も表示させておけるようになっている。

フルカラーOLEDの搭載

 背面にはマグネットで着脱するネームプレートが装着されており、その中を開けるとレシーバやガスケットマウントの反発力を調節できるつまみが用意されている。さらに、2層のPORONとシリコンパッドの3層構造を採用し、振動を吸収してスイッチのクリック音やエコーを最小限に抑えた。金属製板バネも採用されており、衝撃を吸収することでスムーズなタイピング感を実現したという。

内部構造

 底面には、オーディオ機器のインシュレータの質感に勝るとも劣らないマグネット式フィートを装着でき、ユーザーの好みに合わせて角度を3段階に調節できる。このほか、2.4GHz無線/Bluetooth/USB有線の3モード接続などを搭載する。

 スイッチはオリジナルの「ROG NX Storm」または「ROG NX Snow」を採用。11月に先に発売されるのはリニア/アクチュエーションポイント1.8mm/初期荷重40gf/総荷重53gfのSnowの方で、複合POM素材によるスムーズなタイピング、ウォールドシステムデザインによるぐらつきのないキートップなどが特徴。キーのホットスワップにも対応し、Enterキーなど大型のキーには、本来のキースイッチの押下感に忠実な独自の「ROG Keyboard Stabilizer」を備える。

 Nキーロールオーバーをサポートするほか、全キープログラマブルとなっている。また、無線接続時は8,000Hzのポーリングレート(ROG Polling Rate Booster利用)を実現する。本体サイズは332×139×40mm、重量は2,200g。

ROG Azoth Extremeの特徴
ROG Falchion Ace HFX

 ROG Falchion Ace HFXは65%レイアウトで、ラピッドトリガーに対応した「ROG HFX Magnetic Switch」を採用したゲーミングキーボード。

 採用されているスイッチはストロークが4mm、初期荷重が40gf、総荷重が55gf。ステムと底部にはPOM、上部ハウジングにポリカーボネートを採用し、スムーズなストロークを実現。ステムに壁を設けることで安定性が向上し、ホコリなどが侵入しにくいのも特徴。

 磁気スイッチの採用により、任意のアクチュエーションポイントが設定可能なほか、「押下したらオン、そこから少しでも離したらオフ」になるラピッドトリガーに対応することで、高速な反応や連打をサポートする。なお、本体後部にラピッドトリガーモードと通常モードを迅速に切り替えられるトグルスイッチを備える。

 左右背面にはタッチパネルおよびマルチファンクションボタンを搭載し、音量/メディア再生/キーボード照明/アクチュエーションポイントといった項目を調整できる。また、キーボード後部にRGB LEDによるライトバーを搭載する。接続はUSB Type-Cで、左右に2ポートを備え、どちらを使用するかスイッチで切り替えて利用できるようにした。

ROG Falchion Ace HFXの特徴

ゲーミングマウス

 ゲーミングマウスに関してはハイエンドな「ROG Harpe Ace Extreme」と、小型の「ROG Harpe Ace Mini」について解説がなされた。このうち前者は11月リリース予定で価格は未定。後者は25日発売予定で価格はオープンプライス、実売予想価格は1万8,980円前後を予定している。

ROG Harpe Ace Extreme

 ROG Harpe Ace Extremeについては9月の時点で弊誌でも紹介しているので詳しくは紹介しないが、カーボンファイバーの採用により47gの軽量性を実現したのが最大の特徴となっている。また、1億回の寿命を誇る「ROG Optical Micro Switches」、最大42,000dpiの「AimPoint Pro」光学式センサー、最大ポーリングレート8,000Hz「ROG Pooling Rate Booster」の付属が特徴。

ROG Harpe Ace Extremeの特徴
ROG Harpe Ace Mini

 ROG Harpe Ace Miniは発売中である「Harpe Ace Aim Lab Edition」の小型モデルで、本体サイズは56×117×37mmとなっている。「AimPoint Pro」光学式センサーを備え、オプションでROG Pooling Rate Boosterに対応する。

ROG Harpe Ace Miniの特徴

 これ以外にも「ROG Strix Impact III Wireless」が10月25日に発売される。価格はオープンプライスで、実売予想価格は9,980円前後の見込み。

ROG Strix Impact III Wireless