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Windows 11搭載デバイス間でパスキーの同期が可能に

 Microsoftは8日、Windows 11でのパスキーの管理機能に関する今後のアップデートを発表した。サードパーティのパスキー管理アプリとの連携強化やUX周りの改善、Windowsデバイス間でのパスキーの同期機能を実装予定だという。

 サードパーティアプリとの連携強化では、1PasswordやBitwardenをはじめとしたアプリベンダーと協力してAPIを開発。Windows 11プラットフォームとサードパーティアプリとのシームレスな統合を実現し、モバイルデバイスで作成したパスキーの利用も可能となる。

 加えて、Windows 11上でパスキーを生成する際のUXを改善。Microsoftアカウントに保存するだけでなく、別の方法で保存するオプションを選べるようになる。Microsoftアカウントを利用する場合、Windows Hello認証(顔、指紋、PIN)を通じて認証や保存が可能。さらにMicrosoftアカウントを通じた同期にも対応し、ほかのWindows 11デバイスでも同じパスキーで認証が行なえるようになる。

 パスキーはエンドツーエンドの暗号化とTPMによって保護される。なお、Microsoftアカウントへのパスキーの保存やパスキーの同期をデバイスで初めて行なう際には、リカバリキーの保存などといった1回限りのセットアップが必要になる。

 これらのアップデートは今後数カ月中にWindows Insiderチャネルで実装する予定だという。