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裸眼立体視可能な27型4Kモニター。音も立体的に再現

SpatialLabs View Pro 27 ASV27-2P

 日本エイサーは、裸眼立体視が可能で、音も立体的に再生できる27型の4Kモニター「SpatialLabs View Pro 27 ASV27-2P」を法人向けに発売した。価格はオープンプライス。10月4日にはオンラインストアからも購入可能になる。

 本体上部に2つのトラッキングカメラを搭載し、ユーザーの頭および目の位置をリアルタイムに追跡。ディスプレイ表面に接着された光学レンズで、左右の目に見せるイメージセットを作成して表示させることで、鮮明な裸眼3D立体視表示を実現した。

 3Dコンテンツをリアルタイムにレビュー/レンダリングすることでデザインの制作フローを効率化できるとしているほか、美術館のような照明を落とした環境でも利用可能。

 裸眼立体視を実現するソフトウェアとして、FBX/OBJ/3DS/IGES/GCO/DAE(COLLADA)/GCODE/STP/glb/gITF/IGS/STEPファイルを表示できる「SpatialLabs Model Viewer」、写真や動画などの2DコンテンツをAIが擬似的に3D化する「SpatialLabs Go」、サイドバイサイド方式の映像データを再生するアプリ「SpatialLabs Player」を無償ダウンロードして利用可能。

 加えて、ハンドジェスチャ「Ultraleap Leap Motion」への対応(センサー別売り)、Unreal EngineおよびUnity対応の無償プラグインダウンロード提供、3Dコンテンツ共有プラットフォームSketchfabとの連携、OpenXRへの対応、Acer StramVR Bridgeダウンロード提供などが謳われている。

 音においても、仮想空間において立体的な再生を実現する専用アプリ「Acer Immerse Audio」と対応スピーカーを搭載。左右の耳の位置を認識し、UnrealまたはUnityのオーディオオブジェクトを使用して構築された3Dゲームやコンテンツに最適な「VIRTUAL HEADSET」モード、マルチチャンネルソースオーディオに最適な「VIRTUAL SURROUND」モードを備える。

 仕様としては、パネルがIPS非光沢、解像度が3,840×2,160ドット、表示色数が10億7,000万色、色域がDCI-P3 95%、色精度がΔE<2、中間色応答速度が5ms、輝度が400cd/平方m、コントラスト比が1,000:1、視野角が上下/左右ともに178度。

 インターフェイスはHDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB 3.2 Gen 1で、2.5W+2.5Wのステレオスピーカーを搭載。スタンドは-6.5~33度のチルト、左右45度ずつのスイベル、150mmの昇降をサポート。本体サイズは約659×312×456~606mm、重量は約9.7kg。