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Microsoftのデータセンターのため、スリーマイル島原発1号機が再稼働

 米Constellationは20日(現地時間)、Microsoftと20年間にわたる電力購入契約を締結したと発表。これに伴い、クレーングリーンエネルギーセンター(CCEC)の開設、ならびにスリーマイル島原子力発電所1号機を再稼働が決定したという。

 スリーマイル島原子力発電所は、経済的な理由により5年前(2019年)に閉鎖されたが、Microsoftのデータセンターが使用する電力をカーボンフリーエネルギーにするという目標を実現するために、リニューアルして再稼働する。

 スリーマイル島原子力発電所1号機は、1979年の事故によって停止し、廃炉が進んでいる2号機に隣接している。再稼働に備え、タービン、発電機、主電源変圧器、冷却/制御システムなどに対し、多額の投資が行なわれる。

 また、再稼働すれば、3,400人規模の雇用創出、800MW以上のカーボンフリー電力の送電、160億ドルに上る州GDPの増加、30億ドルの州税/連邦税の増加が見込まれる。

@@me|r|【9月26日訂正】記事初出時、送電量の単位に誤りがございました。お詫びして訂正します。@@