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iPhone画面のミラーリングに対応した「macOS Sequoia」配信開始

iPhoneのミラーリングが可能になった

 米Appleは16日(現地時間)、Mac用OS「macOS Sequoia」を配信開始した。無料で更新できる。

 主な新機能としては、iPhone画面のミラーリング、タイル表示の操作性向上、パスワード/パスキーなど認証情報管理画面へのアクセス向上などが挙げられる。

 画面ミラーリング中はMacの画面でiPhoneを操作できるほか、通知が共通化される。また年内には画面上での直接的なファイルのやりとりも可能になるとしている。

 WebブラウザのSafariでは、表示中の特定情報に関する関連情報へのクイックリンクや、Webページ上の不要要素を非表示化する「気をそらすものコントロール」などの機能を追加した。

 このほか、FaceTimeなどでビデオ通話を行なう際の共有画面の事前確認や背景の追加、アニメ絵文字付きテキストメッセージ、メッセージ送信のスケジュール機能、音声メモのリアルタイム書き起こし、マップ機能の拡張などが盛り込まれている。

 なおAppleでは、AI機能「Apple Intelligence」について、10月配信予定のmacOS Sequoia 15.1およびiOS/iPadOS 18.1で提供開始すると予告しており、自然言語による写真検索、音声から文章への書き起こしと要約、Eメールの優先度別自動並べ替え、アシスタント機能Siriの機能向上などを実装する予定。当初は米国英語をサポートし、日本語への対応は2025年を見込んでいる。

タイル表示の操作性を強化
Safariでは関連情報へのクイックリンクなどを表示するようになった
認証情報管理画面へのアクセス性、視認性を向上
送信メッセージのスケジュール機能を追加