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Exascend、容量15.36TBの2.5インチSATA SSD

 台湾Exascendは20日(現地時間)、2.5インチSATA SSD「SA4」、「SI4」、「SE4」シリーズの容量を15.36TBまで拡張したと発表した。ネットワークビデオレコーダやメディアポストプロダクションなどに好適としている。

 筐体厚は7mmで、PCB 1枚の上に容量1TBのNANDフラッシュチップを16個搭載することで15.36TBを達成。3D TLC NANDを採用し、TLCへの直接書き込みにより、SLCキャッシュを使い尽くした際でも性能低下を効果的に緩和できるという。

 また、ハードウェアベースの電源喪失保護(PLP)機能により予期しない電断時からデータを保護。さらに、独自のSuperCruiseテクノロジーによる書き込み性能の向上、オプションのTCG Opal 2.01暗号化によるセキュリティ機能の向上などが謳われている。

 耐久性が求められる用途向けに、疑似SLC(pSLC)モードでも利用できる。この際の容量は最大3.84TBとなり、耐久性は5DWPD。シーケンシャルアクセスはリード560MB/s、ライト535MB/s、4Kランダムアクセスはリード97,000IOPS、ライト26,000IOPS(pSLCは52,000)、MTBFは200万時間。

 シリーズの違いは動作温度や保証期間などで、SE4は0~70℃/5年、SI4は-40~85℃/3年。SA4は-40~85℃/3年でSI4と共通だが、湿気や汚染物質からSSDを保護するコンフォーマルコーティング、BGAのはんだボールの機械的/熱ストレスによる摩耗を抑えるエポキシ塗布によるアンダーフィル技術を採用する。