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なるほどそうきたか。Meta Quest 2以降でHDMI入力を可能にするアプリ

Meta Quest HDMI Link投影イメージ

 Metaは16日、VRヘッドセットである「Meta Quest 2/3/Pro」向けに、ほかのデバイスから低遅延でHDMI入力を可能にするアプリ「Meta Quest HDMI Link」を発表した。ただ、後述するように設定がやや複雑のため、「App Lab」でリリースする予定となっている。

 Meta QuestはこれまでLinkケーブルやAir Linkを利用してPCと接続することができ、PC内のコンテンツをVRヘッドセット内で視聴することができていた。今回のMeta Quest HDMI Linkアプリは、ハンドヘルド型PCや携帯型ゲーム機といった、HDMIやDisplayPortを備えたより広範的なデバイスからの映像入力を可能にする。

 ただ、当然ながらこのアプリだけでは動作せず、サードパーティ製のUVC/UAC対応キャプチャカードと、USBケーブル(USB 3.0を推奨)を介して「キャプチャ画面をヘッドセット内に2Dで投影する」ことで、それらとの接続を可能にする。対応解像度は1080p。

 Air Linkと比較して低遅延であるためゲームプレイに適しているほか、インターネットがない、Wi-Fiが安定しない環境でも有用としている。ただしHDCPといったコピーガードがついた動画ストリーミングアプリは動作しない可能性がある。