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世界初のノートPC「dynabook」誕生から35周年。記念イベントや開発中のXRグラスなど
2024年8月8日 22:07
Dynabookは8日、「dynabook」ブランドの35周年を記念した報道者向け懇親会を実施した。同社は1989年6月26日に、快適に外へ持ち運べるPCをコンセプトとした世界初のノートPC「DynaBook J-3100 SS001」を発売し、現在のノートPCのスタイルを具現化した。
懇親会では、同社代表取締役社長 兼 CEOの覚道清文氏が35周年の挨拶として登壇したほか、8月9日と10日の2日間で開催されるイベント「ダイナブック大作戦 in 秋葉原」や、開発中のXRグラスについても紹介された。
覚道氏は、dynabookではこれまで、薄型軽量化や高速処理能力、長時間のバッテリ駆動、セキュリティといった分野において技術革新を続けてきたと述べた。
dynabookの今後については、変わり続けるテクノロジーの波を的確に捉えてユーザーの期待に応える製品やソリューションを引き続き提供していくほか、直近ではPC性能の総合力の高さでAIを快適に活用できる環境を提供することを目指していると語った。
ダイナブック大作戦 in 秋葉原
同社は、dynabookブランドの35周年に関連したイベント「ダイナブック大作戦 in 秋葉原」を8月9日および10日にベルサール秋葉原 1F(東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル)にて開催する。
同イベントは「dynabookとAIで日常を楽しく!」をテーマとし、AI分野の人気YouTuberによる講座を行なうほか、生成AIの体験コーナーや、クイズプレイヤーの伊沢拓司さんとAIを紹介するコーナー、35年間の歴代dynabookの展示コーナー、バッテリカバーの人気投票なども実施される。
イベントでは、分解されたDynaBook J-3100 SS001や、開発中のXRグラスも展示される。
“未来のdynabook”を謳う開発中のXRグラスも
懇親会ではこのほか、同社が開発を進めているXRグラスの発表も行なわれた。同XRグラスは、自然に身に着けられることを目指しており、アイウェアとして自然に馴染むデザインや、周りを見ながらAR情報を表示できる透過型のグラス、簡単な操作を実現するための専用リモコンなどを採用する。
同XRグラスは、カメラ機能を搭載し見たいものをズームして見ることができるほか、周りに人がいても作業を覗かれる心配がなく、狭いスペースでの複数画面のPC作業も実現するという。同XRグラスの展示は、9月17日および18日に開催される「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」でも行なわれる。
懇親会では、XRグラスのAR表示や視界情報の拡大縮小のデモも行なわれた。