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AMD、遅延が削減したフレーム補間技術「AFMF 2」

 AMDは29日(米国時間)、フレームレート向上技術「AMD Fluid Motion Frames 2」(AFMF 2)を発表した。前バージョンより遅延が大幅に削減したといい、30日時点ではテクニカルプレビューとして公開され、RDNA 2アーキテクチャ以降を採用したGPUで利用できる。

 前バージョンである「AFMF 1」比較して性能の向上や遅延の低減を実現したほか、より細かく制御する機能を追加。また、AMD Radeon Chillやボーダレスフルスクリーンをサポートしたほか、VulkanおよびOpenGLのゲームにも対応した。

 遅延の低減においては、例としてRadeon RX 7900 XTXでCyberpunk 2077をプレイした場合は平均28%、内蔵GPUのRadeon 780Mを搭載したRyzen 7 8700GでCounter-Strike 2をプレイした場合は平均12%の遅延が低減したという。

AFMF 2とAFMFの描画遅延の比較

 一方、ゲーム内でのAFMFの動作をより細かく制御するためのモードとして「Search Mode」と「Performance Mode」の2つを新たに導入した。Search Modeは、フレーム生成の滑らかさを制御するモードで、特に高解像度において動きの激しいシーンで発生する画像の品質を制御できる。Performance Modeは、低電力デバイスにおけるAFMF 2のオーバーヘッドを削減するといった、幅広いデバイスで高フレームレートのゲーム体験を実現できるようユーザーが選択する項目となっている。

Search Mode
Performance Mode