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MSI製ノートPCの20周年記念イベント開催。国内発表前のベンツコラボ機など展示

会場のLIFORK秋葉原II

 エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(MSI)は27日、東京・秋葉原において「MSIノートPC 20周年記念イベント」を開催した。

 歴代のMSI製ノートPCの一部を展示するほか、現行モデルのゲーミングノートやポータブルゲーミングPC「Claw A1M」、国内未発表のコラボモデル「Stealth 18 Mercedes-AMG Motorsport A1V」も実機を展示していた。このうちMercedes-AMGコラボモデルについては、近日中に国内でも発表予定とのことだ。

会場内の様子
Stealth 18 Mercedes-AMG Motorsport A1V。Core Ultra 9やGeForce RTX 4080 Laptop、4K/120Hzの18型モニターなどを搭載したコラボモデル

 CLAW A1Mについては試遊タイトルごとに2台ずつ、計4台の試遊台を設置。「GULTY GEAR -STRIVE-」と「ぷよぷよテトリス2」が試遊できた。

CLAW A1M
試遊台を4つ設置

 歴代ノートPCは2007~2018年までの一部モデルを展示した。機種は「GX610」(2007年)、「CR500」(2009年)、「GT70 20D」(2012年)、「S20」(2013年)、「GT80 2QE TITAN SLI」(2015年)、「GE62VR 6RF APACHE PRO」(2016年)、「VR ONE」(2016年)、「GS65 STEALTH」(2018年)の8台。

 展示機種のチョイスは、日本から台湾本社に希望を出した中から本社が選んだものだという。いずれも電源が入る状態での展示ではなかったが、筐体のサイズ感やスペックの変遷を実機で振り返ることのできる機会となった。

GX610
CR500
GT70 20D
S20
GE62VR 6RF APACHE PRO
GS65 STEALTH

 トークショーでは、過去20年のMSI製ノートPCを一部抜粋して紹介。プロオーバークロッカーの清水貴裕さん、声優の伊石真由さん、コスプレイヤーのすずらさん、ストリーマーで俳優の田森就太さんが登壇した。ここでは会場に展示している機種と現行モデルについて清水さんが解説する形での進行となった。

 清水さんのトークではオーバークロックやSLIなどの用語解説などを行なったほか、個別の機種にもコメント。特にゲーミングノートのフラッグシップとなる「Titan GT」シリーズについては、「高性能ゆえになんでも速く動作する」特性から、ゲーミングPCとして購入する層のほか、業務用途で高性能なPCが必要な層にもリーチしていると話した。

田森就太さん(右)と清水貴裕さん(右)
すずらさん(左)と伊石真由さん(右)
2004年から2019年までのMSI製ノートPCを駆け足気味に紹介
2020年から現行モデルまでの振り返り
GT 80 Titan SLI。SLIノートということで、デスクトップPCをそのまま縮めたような大きな筐体が特徴
VR ONE。当時のVRで課題だったケーブルの取り回しを、PCごと背負う形で解決した

 清水さんによる"ゲーミングPCの選び方"では、選択基準となるスペックの中で特にCPUとGPUの優先度を高くするようアドバイスした。その最も大きな理由としては"交換できないこと"を挙げている。メモリについては公認サポート店制度の利用で後から増設できること、モニター性能は別途ゲーミングモニターを接続して遊ぶケースも多いことから、優先順位を下げている。

 このほか、MSI製ゲーミングノートPCに搭載しているクーラーにも言及。Vapor Chamberやシェアヒートパイプをはじめとした冷却性能をアピールした。

ゲーミングノートPCを用途別に3つに分類
該当する現行機種の一部
後から換えのきかないCPUとGPUの優先順位は高くする
放熱板を中心としたVapor Chamberなど冷却性能の高さを紹介
Vapor Chamberの実物
ノートPC筐体に採用している素材。マグネシウム合金(左)はStealthシリーズなど、アルミニウム合金(中央)はCyborgシリーズなど、プラスチック(右)はKatanaシリーズなどにそれぞれ採用している
現行モデルのハイエンド機種「Titan 18 HX A14V」
薄型上位モデル「Stealth 14 AI Studio A1V」
機能重視の「Raider 18HX A14V」
コスパ重視の「Vector 16 HX A13V」
ビジネス向けミドルハイモデルの「Prestige 16 AI Evo B1M」
ノベルティがもらえるじゃんけん大会も実施した