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YouTube、話し声や効果音を残したまま、BGMだけ削除できる機能

楽曲の著作権申し立てに対する対応に「Erase Song」(曲のみミュート)が追加された

 YouTubeは、動画の音声に含まれる特定の楽曲だけを削除する「Erase Song」機能を発表した。今後数週間以内に利用可能になる見込み。

 動画に使用されている楽曲について著作権の申し立てがあった場合に、BGMとして使われている楽曲だけを削除し、人の話し声や効果音などを残す機能。申し立て対象となった動画のクリエイターが選べる編集オプションのひとつとして提供される。

 YouTubeのCreater Insiderチャンネルで4日に公開された動画によれば、Erase Song機能はテスト時点で期待していたほどの性能を出すことができなかったため、AIを利用したアルゴリズムの導入によって、処理の精度向上を図ったとしている。

 なおYouTubeのサポートページによれば、本機能を用いた場合でも楽曲だけがうまく削除されないことがあるため、その場合は対象となる区間をミュートしたり、動画自体のトリミングを行なうなどの対応も検討してほしいとしている。なお、YouTubeパートナープログラムに参加していないYouTubeチャンネルで、視聴回数が10万回を超えている動画の場合は、編集しても変更が保存できないことがあるとしている。