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AI学習用音声の管理/追跡するシステム構築に向けた団体「AILAS」設立
2024年6月27日 15:44
音声のAI学習用データを管理し、追跡を可能とする世界初のフェアトレードシステム構築を目指して、一般社団法人日本音声AI学習データ認証サービス機構(AILAS)が26日設立された。
マシンラーニング技術の有職な進化によって、AIによる恩恵を多くの人が受けられるようになった一方、AI開発利用にまつわるルールや法整備が追い付かない問題が生じている。また、有名人やキャラクターにそっくりの音声を生成するAIも登場している。
こういった状況に対してAILASでは、日本独自のコンテンツ産業が持つ文化的価値が、AIの無秩序な開発や活用によって棄損されるのを防ぐため、フェアトレードシステムを構築して運用。有名人やキャラクターの権利を守りつつ、そっくりのAI音声をビジネスで正しく活用できるようにし、クリエイターとAIの共存共栄を実現することを目指す。
具体的な活動としては、AI音声のフェアトレードを行なうためのルール作成、システム構築、認定証発行などを行なう。計画中の事業概要としては以下の4つを挙げている。
- 録音音源のAI利用をトラッキングできる仕組みの提案、開発と運用
- 音声AI著作権関連情報の調査、収集、分析、報告
- AILAS登録認証ラベルの登録/管理と認証ラベルの発行
- AILAS登録認証ラベル発行情報の会員への公開