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「Thunderbolt Share」登場。ケーブル1本で高速データ転送やリモートデスクトップ

Thunderbolt Share

 米Intelは15日(現地時間)、Thunderbolt 4/5対応PC同士をケーブル1本で接続することで高速データ転送やリモートデスクトップ機能が利用できるソフトウェア「Thunderbolt Share」を発表した。

 ThunderboltではPC同士をケーブルでつなげると自動的にネットワークを構築する機能が備わっているが、このソフトはその活用を広げるものと言える。利用可能になる機能はファイルの移動やコピー、ファイルの同期、リモートデスクトップ、データ移行。

 ケーブルで2台のPC同士を接続すれば利用できるため、Wi-Fiやネットワークを経由することがない。また、VT-dベースの高いセキュリティ性が担保できる。Thunderboltの高速性を生かしたファイル転送と、非圧縮で低レイテンシ、かつフルHD/60fpsの高速リモートデスクトップを実現する。

Thunderbolt Shareの特徴
ドックやモニターを介しての接続も可能
リモートデスクトップやファイル同期、ファイルコピー、転送の画面
リモートデスクトップでは低遅延/高画質を謳う
データ移行も高速で、煩わしさが解消される
セキュリティ面も担保される

 PC同士の接続だけでなく、Thuderbolt 4/5対応ドッキングステーションまたはモニターを介したPC同士の接続でも利用可能になるという。

 ただ、Thunderbolt Shareは自由には利用できず、Intelはまず2024年中にOEM向けに認定された一部のアクセサリとPCにライセンスを提供。PCを相互接続した際の1台に、このライセンスがバンドルされたものが含まれていることが利用条件となっている。また、USB4に関しては利用保証外となる。

対応PCメーカーとアクセサリメーカー
Thunderbolt Shareのロゴ