AMD、NPU内蔵の組み込み向け「Ryzen Embedded 8000」

　AMDは2日(米国時間)、NPUを内蔵した組み込み向けプロセッサ「Ryzen Embedded 8000」シリーズを発表した。4つのSKUを用意。AIを使った産業用アプリケーション、品質管理や検査プロセス、オートメーションなどでの活用を見込む。

　Ryzen Embedded 8000シリーズは、Zen 4のCPU、RDNA 3のGPUに加え、XDNAアーキテクチャのNPUを搭載し、AI処理性能を向上。最大8コア/16スレッドを内蔵し、プロセスノードの進化により電力効率も改善した。15W～54WのスケーラブルTDPをサポートする。

　また、RDNA 3によるAVI、H.264、H.265などのハードウェアデコード/エンコード、最大4台の4K映像出力に対応。20レーンのPCI Express 4.0をオンチップで搭載し、拡張性も確保した。ECC対応のDDR5メモリもサポートしている。