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日本HP、軽さ約1kgのCore Ultra搭載13.3型ビジネスノート。日本で先行投入
2024年3月27日 18:59
株式会社日本HPは、Core UltraまたはRyzen 8000シリーズを搭載したビジネス向けノート/2in1「HP EliteBook」シリーズ、およびモバイルワークステーション「HP ZBook」シリーズの新製品を発表した。
HP EliteBookシリーズ
ビジネス向けのHP EliteBookシリーズでは、重量約1kgの軽量デザインを採用した13.3型ノート「HP EliteBook 635 Aero G11」や、フラグシップの14型ノート「HP EliteBook 1040 G11」をはじめ、6機種を投入。3月27日より順次販売を開始している。
Core UltraまたはRyzen 8000シリーズを採用し、処理性能の向上や低消費電力化に加え、AI処理の高速化を実現。ユーザーの利用パターンを学習し、消費電力やファンの動作などを最適化するHP Smart Senseも搭載する。
また、セキュリティ専用ハードウェアチップのHP Endpoint Security ControllerがGen 5へと刷新。従来の暗号アルゴリズムに加え、耐量子暗号アルゴリズムにも対応しており、将来的に脅威となりうる量子コンピューティングによる攻撃からも保護することで、データ侵害リスクをさらに低減できるとしている。
HP EliteBook 635 Aero G11
HP EliteBook 635 Aero G11は、Ryzen 5 8640Uまたは7 8840Uを搭載する13.3型モバイルノート。4月26日に発売予定で、価格は27万4,780円から。
オールメタル筐体を採用しつつ、約1kgの軽量設計を実現し、耐久性と携帯性を高めたのが特徴。日本国内で要望が高い軽さを重視した製品で、日本で先行して投入される。NPUによるAIアクセラレーションも利用可能。ハイブリッドワークでの活用を想定し、500万画素の高画素WebカメラやPoly Studioオーディオも搭載している。
主な仕様は、Ryzen 5 8640U/7 8840U、16GBメモリ、512GB NVMe SSD、13.3型1,920×1,200ドット非光沢液晶、Windows 11 Proなどを搭載。
インターフェイスは、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、HDMI 2.1、500万画素Webカメラ(Windows Hello対応)、音声入出力などを備える。
本体サイズは約297.3×211.2×15.1mm、重量は約1kgから(予定値)。
HP EliteBook 1040 G11
HP EliteBook 1040 G11は、Core Ultra 5/7のUまたはHシリーズを搭載する14型モバイルノート。6月下旬の発売を予定しており、価格は36万2,780円から。
フラグシップモデルに位置付けられるビジネス向けノートで、携帯性、パフォーマンス、最大32時間の長時間駆動を実現しており、外に持ち出して使うニーズに応える。従来モデルと比べ、グラフィックス性能が最大80%向上したほか、AIを活用したWeb会議等のコラボレーション機能で消費電力が最大38%低減したという。
主な仕様は、Core Ultra 5/7のUまたはHシリーズ、32GBメモリ、256GB~2TB NVMe SSD(PCIe 4.0対応も含む)、14型1,920×1,200ドット非光沢液晶などを搭載。
インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.1 Type-C、USB 3.0、Wi-Fi 6E/7、Bluetooth 5.3/5.4、HDMI 2.1、500万画素Webカメラ(Wiindows Hello対応)、音声入出力などを装備。LTEや5Gモデムも選択できる。
本体サイズは313.9×219.9×10.5~17.55mm、重量は約1.18kgから。
そのほか、HP EliteBookシリーズではCore Ultra搭載製品として、13.3型ノート「HP EliteBook 830 G11」(販売中/27万4,780円から)、14型ノート「HP EliteBook 840 G11」(販売中/27万4,780円から)、16型ノート「HP EliteBook 860 G11」(販売中/28万5,780円から)、13.3型コンバーチブル2in1の「HP Elite x360 830 G11」(5月下旬発売/32万7,980円から)が順次投入される。
HP ZBookシリーズ
HP ZBookシリーズでは、新設計のシャーシを採用した16型ノート「HP ZBook Power 16inch G11」をはじめ5機種を投入。5月中旬より順次販売を開始する。
一部モデルを除き、Core Ultraを採用しておりNPUが利用可能。ディスクリートGPUも内蔵できるため、ノートPCながら高いグラフィックス性能をやAI性能を発揮でき、3Dモデリングや生成AIなど幅広い用途で活用できるとしている。
HP ZBook Power 16inch G11は、6月上旬発売予定で、価格は40万4,800円から。主な仕様は「ベーシック5HVモデル(タッチ)」の場合、Core Ultra 5 135H、16GBメモリ、512GB NVMe SSD(PCIe 4.0対応)、NVIDIA RTX 500 Ada Laptop GPU、16型1,920×1,200ドットタッチ対応液晶、Windows 11 Proなどを搭載する。
インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.0×2、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、HDMI 2.0b、500万画素Webカメラ(Windows Hello対応)、SDカードスロット、音声入出力などを備える。
本体サイズは359.4×251×22.9mm、重量は約2.1kg。
そのほかHP ZBookシリーズでは、16型ノート「HP ZBook Studio 16inch G11」(8月上旬発売/59万7,300円から)、14型ノート「HP ZBook Firefly 14inch G11」(5月中旬発売/20万6,800円から)、16型ノート「HP ZBook Firefly 16inch G11」(5月中旬発売/20万9,000円から)、16型ノート「HP ZBook Fury 16inch G11」(6月上旬発売/59万7,300円から)が順次投入される。