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デル、Core Ultra搭載でAI対応ワークステーション「Precision」
2024年3月13日 02:30
デル・テクノロジーズ株式会社は、CPUにCore Ultraを搭載したモデルなど、ハイエンドワークステーション「Precision」6製品を発売した。
ノートの「Precision 3000」および「Precision 5000」合計5モデルにおいては、CPUにCore Ultraを搭載し、NPUの内蔵でAIタスクの性能を向上させつつ電力効率も向上するという。また、GPUはNVIDIA RTX Ada世代が選べる。
Precision 3000シリーズ
最上位の「Precision 3591」は15.6型最小のフットプリントを謳うモデル。
主な仕様は、CPUがCore Ultra 5 135H/7 155H/7 165H/9 185H vPro、メモリが最大64GBのDDR5、ストレージが最大4TBのSSD、GPUがCPU内蔵ビデオ機能またはNVIDIA RTX 500/1000/2000 Ada世代GPU、ディスプレイが1,920×1,080ドット表示対応15.6型、OSがWindows 11 Home/ProまたはUbuntu 22.04 LTSなど。
インターフェイスはThunderbolt 4×2、USB 3.0×2、HDMI 2.1、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6E/6などを搭載。オプションでは4Gまたは5G WWAN、指紋センサー、IRカメラなどを選択できる。バッテリは4セルまたは6セルで、本体サイズは358×233×22.7mm、重量は1.79kg。
「Precision 3590」はCore Ultra 9が選べなくなるが、代わりにCore Ultra 7 155U/5 125Uが選択可能。またGPUもNVIDIA RTX 500 Ada世代まで、バッテリは3セルとなる。厚さは20.8mmと薄く、重量も1.62kgとなる。
「Precision 3490」は3590とほぼ同じ仕様で、液晶が1,920×1,080ドット表示対応14型液晶となる。本体サイズは321.4×212×19.1mm、重量は1.4kg。
Precision 5000シリーズ
「Precision 5690」は16型ディスプレイを搭載したハイエンドモデル。液晶は16:10アスペクト比となり、解像度は1,920×1,200ドット表示対応液晶、または3,840×2,400ドット表示/タッチ対応有機ELとなる。
Precision 3951と比較すると、選択できるCPUやメモリ容量は共通だが、NVIDIA RTX 3500/4000/5000 Ada世代といったより高性能なGPUが選択できるほか、デュアルSSDスロットにより最大8TBまでのストレージを搭載可能。また、無線LANもWi-Fi 7となるが、逆にWWANは選択できない。
インターフェイスはThunderbolt 4×2、USB 3.1 Type-C、HDMI 2.1、音声入出力など。バッテリは6セルリチウムイオン。本体サイズは353.68×240.33×22.17mm、重量は1.93kg。
「Precision 5490」はアスペクト比16:10の14型ディスプレイで、解像度が1,920×1,200ドット表示対応液晶、または2,560×1,600ドット表示/タッチ対応液晶を搭載する。選択できるCPUやメモリなどの仕様はPrecision 3591と共通。GPUはNVIDIA RTX 1000/2000/3000 Ada世代GPUが選択可能。
インターフェイスはThunderbolt 4×4、音声入出力など。バッテリは4セルリチウムイオン。本体サイズは310×210×18.95mm、重量は1.49kg。