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Radeonドライバに新実装されたビデオの超解像機能、使ってますか?

上が通常時、下がVideo Upscale有効時

 AMDは、1月公開のGPU向けドライバ「AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1」で実装したWebブラウザなどでも使えるビデオのアップスケール(超解像)機能について、使い方などを紹介する記事を公開した。なお、現時点で入手できる最新版ドライバは「AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1」となる(本機能も含まれる)。

 AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1では、新機能としてビデオを再生する際に、より鮮明に表示できるようにするアップスケール機能が追加されている。Radeon RX 7000シリーズGPUを搭載する環境で利用できるもので、再生ソフトだけでなく、Google ChromeやMicrosoft Edgeでも有効化でき、4K解像度までアップスケールすることで低画質のビデオも鮮明にできるとしている。

 ただし、ChromeやEdgeで本機能を利用にするには事前に設定が必要となるため、その手順も紹介している。まず、AMD Software: Adrenalin Edition上のゲーム→グラフィックスのタブで「Video Upscale」をオンにする。次に、Chromeの場合は「chrome://flags」、Edgeの場合は「edge://flags」にアドレスバーからアクセスし、「Media Foundation for Clear」の設定を有効化。さらに、Windowsの設定の「アプリ」→「ビデオの再生」から「自動的にビデオを処理して拡張する」の項目をオンにすることで使えるようになる。

AMD Software: Adrenalin Edition上で「Video Upscale」をオン
Webブラウザ側の設定を有効化(Chromeの場合)
Windows側の設定も変更する必要がある

 また、同バージョンをもって、リモートプレイなどを実現する「AMD Link」のサポートが終了したことについても触れている。同社では、代替のソリューションとして低遅延でのリモートデスクトップを実現する「Parsec」を紹介しており、ゲームストリーミングのサポートなどに向けてParsecとの協力も行なっているという。