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PSNがパスキーを導入

 Sony Interactive Entertainment(SIE)は26日、PlayStation Network(PSN)へのログイン方法として新たにパスキーを追加した。

 パスキーを有効化すると、スマホやPCなどから指紋認証や顔認証、PIN入力などのログイン方法をパスワードの替わりに利用できるようになる。パスキーを有効化するには、パスキーを利用したい機器(PCやスマホなど)からPSNの「セキュリティー」設定に入り、「パスキーの管理」→「パスキーを作成」と選択することで、パスキーが利用できるようになる。

 従来のパスワードは、パスワードの放念や漏洩の可能性があったほか、手元デバイスでそもそもパスワードを入力しにくく、セキュリティ面でも利便性の面でも万能性に欠け、ITおよびゲーム業界全般の課題の1つだった。

 パスキーは強固なセキュリティに加え、フィッシングといったサイバー攻撃に対する耐性も高いとしており、FIDOアライアンスで策定された「Fast Identity Online(FIDO)認証規格」に準拠

 なお、パスキーの利用設定を無効化することで、従来のパスワード入力方式に戻すこともできる。

PS4のセキュリティ設定画面。パスキーを有効化すると、自動で2段階認証が無効化する