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「Xiaomi×Leica光学研究所」誕生。共同でスマホカメラを研究開発

Xiaomi 14 Ultra

 中国Xiaomiは、Leica Camera AGと共同で「Xiaomi×Leica光学研究所(Xiaomi×Leica Optical Institute)」を設立すると発表した。光学技術を中心に、デジタルイメージングやAI技術などのさまざまな学際科学を統合し、「モバイルデバイスにおける光学性能の画期的な業界基準を共同開発する」という。

 同研究所で研究された最初の実用化のマイルストーンは、最新フラグシップ「Xiaomi 14 Ultra」として2月中にもリリースされる予定。この機種はモバイルイメージング分野で比類のない光学性能を提供するという。

 研究所では両社のこれまでの強みを活かし、超精密な光学レンズの設計、計算写真技術での理想的なパフォーマンスの達成、レンズのもっとも厳格な光学基準の遵守、最先端の光電子技術の研究と応用に焦点を当てる。

 200人以上の専門家チームを共同で編成し、Leicaの第4世代レンズを担当した光学デザイナーであるPeter Karbe氏が光学エキスパートとして活躍。また、ディレクターはXiaomiのシニアバイスプレジデント兼Xiaomiモバイル部門プレジデントであるZeng Xuezong氏が務める。さらにXiaomiでソフトウェア技術チームのリーダーであるYi Yan氏と、Xiaomiカメラ部門のゼネラルマネージャーであるWang Xuanran氏が副ディレクターを務める。

 拠点は北京に3カ所設置される計画で、カメラハードウェア、イメージング、客観的/主観的な画質評価に焦点を当てる。合計2,644平方mの広さで、最良、最大、かつもっとも自動化されたカメラ研究所の1つになるとしている。