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国内版Raspberry Pi 5が販売開始

 株式会社スイッチサイエンスおよびKSYは、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi 5」の国内版を販売開始した。4GBメモリモデルと8GBメモリモデルを用意し、価格はそれぞれ1万1,770円、1万5,290円。

 どちらも工事設計認証(技適)を取得し、マークの表示も行なった国内向けモデルとなる。CPUにはBroadcom BCM2712、メモリには4GB/8GB LPDDR4X-4267を搭載し、Raspberry Pi 4と比べ、CPU性能が2~3倍向上しており、GPU性能も引き上がった。

 加えて、独自開発のI/OコントローラであるRP1を採用し、インターフェイス関連の機能が向上し、PCI Express 2.0も利用可能となった。電源ボタンも標準搭載されている。なお、コネクタなどの配置が従来から変更されているため、既存のケースなどの多くは利用できない。

 インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、HDMI×2(4K/60p対応)、4レーンMIPI×2、PCI Express 2.0 x1、GPIO 40ピンなどを備える。

 なお、電源については、メーカー推奨となる5V/5A対応ACアダプタは現在準備中となっている。Raspberry Pi 4の5V/3A対応ACアダプタでも動作は可能だが、USBポートからの電流が600mAhに制限される。