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Pixel 8 Proが体温計として使えるように。まずは米国から

 Googleは25日(米国時間)、Pixel 8 Proで新たに加わった体温測定機能について説明した。Pixel 8 Proでは温度計機能が搭載されているが、本機能はFDA(米国食品医薬局)のDe Novoクラス1認可を得て、1月度のPixelシリーズ向け新機能(Feature Drop)の1つとして追加提供される。米国ではすでに利用が可能となっている。

 体温測定機能は、Pixel 8 Proの背面カメラを額に向け、横に動かすことで体温測定が行なえるというもの。仕組みとしては、背面カメラ横に搭載された赤外線センサーを利用して側頭動脈をスキャンし、そのデータに基づいてアルゴリズムが体温を算出している。額の中心にセンサーを向けて測る体温計と比べ、より正確な測定が可能で、Tensor G3チップ上で処理しているため、ネットワークの接続がなくてもスマートフォン単体で利用できる。

 米国では、体温計が規制対象の医療機器となるため、FDAへDe Novoクラス分類申請を行ない、その一環で臨床試験を実施。96.9~104℉(36.1~40℃)の範囲で、±0.3℃以内の精度で体温を測定できたとしており、ほかの側頭動脈体温計と同程度の精度を実現したという。

 開発における問題としては、Pixel 8 Proの赤外線センサーの視野角が130度以上と広く、額から離れすぎると、頭の後方の熱を感知してしまうことがあったという。測定時には約0.5インチ(約1.27cm)までスマートフォンを近づけるのが理想だが、測定時に画面を見ることができないこともあり、ユーザーへの指示が難しい。

 そのため、赤外線センサーに加えて、撮影時のオートフォーカスに利用しているLDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサーを活用。これに音声、振動によるフィードバックを組み合わせることで、測定時にスマートフォンと額との間で最適な距離を保てるよう工夫をしたという。