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iPhoneをより賢く充電できる「Qi2」対応ワイヤレス充電器。ベルキンが3製品投入
2024年1月17日 15:14
ベルキン株式会社は、ワイヤレス充電の最新規格「Qi2」の公式認証を取得したワイヤレス充電器を、1月17日より順次発売する。
発売されるのはBoostCharge Proシリーズの「Qi2 2-in-1 ワイヤレス充電パッド」、「Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド」、「Qi2 折りたたみ式 充電スタンド」の3製品。このうちQi2 2-in-1 ワイヤレス充電パッドは1月17日より販売を開始。Qi2 折りたたみ式 充電スタンドは2月中旬頃、Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッドは2月末から3月頭頃の発売を予定。価格は順に9,990円、1万4,400円、7,770円。
Qi2は、AppleがiPhoneシリーズなどに採用している独自のワイヤレス充電規格「MagSafe」をベースとして、Appleとワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)が共同で開発した「Magnetic Power Profile」に基づく最新のワイヤレス充電規格。
最大の特徴となるのが、充電器と充電デバイスをマグネットで装着する「マグネット・アライメント」を備える点。これにより、Qi2対応充電器とデバイスの組み合わせであれば、充電器が常にワイヤレス充電を行なう最適な位置に装着でき、充電効率を最適化。それにより、充電時間の最短化やエネルギー使用量の最小限化、バッテリ寿命を長く保つといった利点がある。
また、出力も従来のQi規格の最大7.5Wに対して2倍の最大15Wへ高出力化されており、ワイヤレス急速充電が可能。同時に、Qi2対応機器間では双方がQi2対応であることを認識できる仕組みで、双方がQi2対応と認識されてはじめて急速充電が行なわれるため、優れた安全性も確保している。
ワイヤレス充電についてはMagSafeとの互換性が確保され、iPhone 12以降のiPhoneで最大15Wのワイヤレス急速充電が可能。現時点でQi2対応のAndroidスマートフォンは存在しないが、今後登場すれば同様に最大15Wのワイヤレス急速充電が可能となる。
もちろん、従来のQiとの互換性も確保されており、これまでのQi対応デバイスへの充電もできる。
またベルキンでは、今回の3製品を皮切りに、今後Qi2対応のワイヤレス充電スタンドやモバイルバッテリなどの新製品を順次投入して行く予定とのこと。
Qi2 2-in-1 ワイヤレス充電パッド
「Qi2 2-in-1 ワイヤレス充電パッド」は、最大出力15WのQi2対応充電モジュールと、最大出力5WのQi対応充電モジュールを備えるワイヤレス充電パッド。
Qi2対応機器とQi対応機器の2台のデバイスに同時充電が可能。利用時には後方のUSB Type-CにUSB PD対応ACアダプタを接続して利用する。
右側面には最大5Wの電力を供給できる充電用USB Type-Cも備える。
サイズは約82×164×21mm、重量は約312g。製品には最大60W対応の1.5m USB Type-Cケーブルを同梱。カラーはブラックとホワイト。
2年保証と最大28万円(2,500ドル相当)の接続機器保証も付属する。
Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド
「Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド」の充電パッドの仕様はQi2 2-in-1と同じだが、Apple Watch用のUSB-C Apple Watch 充電ドングルが標準で付属することで、Qi2対応デバイスとQi対応デバイス、Apple Watchの3デバイスを同時充電できる。
USB-C Apple Watch 充電ドングルは着脱可能で、PCやモバイルバッテリのUSB Type-Cに接続して利用することも可能。
充電パッドのサイズは約82×164×21mm、重量は約312g。製品には最大60W対応の1.5m USB Type-Cケーブルを同梱。カラーはブラックとホワイト。
こちらも2年保証と最大28万円(2,500ドル相当)の接続機器保証が付属する。
Qi2 折りたたみ式 充電スタンド
折りたたみ可能な充電モジュールを備えるワイヤレス充電器。折りたためばコンパクトな充電パッド、起こせば充電スタンドとして活用できる。
充電モジュール部分は前後に約70度の範囲で角度を調節できるため、Facetimeなどのビデオ通話や動画視聴など、シーンに合わせて最適な角度で利用可能。iPhoneのスタンバイ機能にも対応する。
たたんだ状態でのサイズは約59×86×23mm、重量は約193g。製品には最大60W対応の1.5m USB Type-Cケーブルを同梱。カラーはブラックとホワイト。
2年保証と最大28万円(2,500ドル相当)の接続機器保証が付属する。
