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QRコードから詐欺サイトへ誘導される恐れ。FTCが注意喚起

 米FTC(Federal Trade Commission)は6日(現地時間)、QRコードを通じて詐欺サイトに誘導されるケースがあるとして、注意喚起を行なった。

 イベントや飛行機のチケと、レストランのメニュー、料金の支払いなど、広く活用されているQRコードだが、詐欺師がこういったものを詐欺サイトのURLを埋め込んだQRコードに置き換えてしまうことで、個人情報を盗むといったケースが発生しているという。また、有害サイトのURLを組み込んだQRコードをテキストメッセージやメールを通じて送りつけ、スキャンするよう誘導する場合もあるという。

 そういったサイトにアクセスすると、個人情報を盗まれたり、マルウェアがインストールされる恐れがある。FTCでは、よく知らない場所のQRコードをスキャンした場合には、開く前にスペルミスや文字の入れ替えなど、URLが正しいものかどうかを確認するほか、強力なパスワードや多要素認証によってアカウント自体の保護を高めるよう呼びかけている。