ニュース

Qualcomm、5Gbps対応モデム搭載のミドルレンジSoC「Snapdragon 7 Gen 3」

 米Qualcommは17日(現地時間)、モバイル向けミドルレンジSoC「Snapdragon 7 Gen 3」を発表した。

 最大5Gbps以上のダウンリンク速度に対応した「X63 5G Modem-RF」を搭載。CPUはKryoでクロック速度は最大2.63GHz。既存の「Snapdragon 7+ Gen 2」や「Snapdragon 7 Gen 1」とは数字通りの後継関係ではなく、最大クロックはSnapdragon 7+ Gen 2よりも低く(2.91GHz)、無線システムはSnapdragon 7 Gen 1と同じ「FastConnect 6700」を搭載(Snapdragon 7+ Gen 2はFastConnect 6900)するなどの違いがある。

 カメラはトリプルISPで12bit対応。画素数はトリプル構成時最大2,100万画素、デュアル時最大3,200万+2,100万画素、シングル時最大6,400万画素。新たにWFHD+/168Hz、WQHD+/120HzやAdaptive HDR10をサポートした。

 GPUはAdrenoで、既存モデルと同様にHDR10やDolby Visionなどに対応するが、APIでは新たにVulkan 1.3をサポートした(既存モデルはVulkan 1.1)。

 そのほかの主な性能は既存モデルと同等。Wi-Fi 6EやBkuetooth 5.3、4K/60Hzの動画や1080p/120FPSのスロー動画記録、メモリはLP-DDR5 3,200MHzおよびLP-DDR4 2,133MHzをサポートする。

 Snapdragon 7 Gen 3を搭載した端末は、HonorやVivoなどから11月中に発表予定だとしている。