ニュース

Apple、初の3nmプロセス採用プロセッサ「M3」

 Appleは30日(米国時間)、新しいプロセッサ「M3」を搭載した新型の「MacBook Pro」(14型と16型)を発表した。その中でまず搭載されるプロセッサの「M3」ファミリを紹介した。

 M3は「M3」、「M3 Pro」、「M3 Max」という3つのSKUを用意。これらは個人向けPCとして初めて3nmプロセスを採用した製品となる。トランジスタ数はそれぞれ250億、370億、920億。

 M3ではGPUが大きく改善されており、これまでもっとも容量が必要なタスクに対して最大のメモリが割り当てられていたが、新アーキテクチャはワークロードに応じてローカルメモリを動的に割り当てられ、GPUを最大限に活用できるという。

 CPUコアはパフォーマンスコアの性能が30%、効率コアの性能が50%向上。競合と比較してCPUの消費電力は3分の1、GPUの消費電力は5分の1だという。

 M3は8コアのCPUと10コアのGPUを内蔵し、M1より最大65%高速。M3 Proは12コアCPUと18コアGPUを内蔵。M3 Maxは16コアのCPUと40コアのGPUを内蔵する。

 現在発表会が開催されており、詳細は追ってお伝えする。

【12時15分訂正】記事初出時、個人向けとしては初の3nmとしておりましたが、個人向けPCとして初のため表現を改めました。