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スマホを最大1,200倍の顕微鏡として使える小型レンズ

 クラウドファンディングサイトのKickstarterにて、スマートフォンのカメラに装着して最大1,200倍の顕微鏡として使える「iMicro Q3」が出資を募っている。製品入手に必要な最低出資額は39カナダドル(日本円で約4,250円)から。

 厚さが3.2mm、重量が0.5gと非常に薄型軽量ながら、1ミクロン以下の解像度、1,200倍の高倍率を実現するという顕微鏡。さまざまなスマートフォンのカメラに装着でき、レンズによる光学ズームとスマートフォン側のデジタルズームを組み合わせて高倍率ズームを達成している。

 標準のカメラアプリでも利用可能なほか、スケールバーの表示が可能な専用アプリのi-Seeingも用意。また、卓上顕微鏡と比べて非常に安価なのも特徴となっている。

 レンズの固定にはナノ吸着パッドを使用しており、スマートフォンにのりや傷などを付けることなく、何度も着脱が可能。付属のPPケースは観察するサンプルの下に設置することで、光を反射してサンプルを照らす機能も持つ。

スマートフォンに装着した様子(上)とケース(下)
付属のスタンドやケースと組み合わせて撮影
ケースはサンプルを照らす機能も持つ