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NVIDIA、Windowsが動作するArm CPUを開発中とロイター報道

Tegra 4を搭載したWindows RT機「Surface 2」

 ロイター独自報道によれば、NVIDIAが現在、Windowsが動作するArmベースのCPUを開発中だという。また、同様にAMDもArmを使ったPC用チップを開発中だとしている。両社は早ければ2025年にも同チップを販売する予定。

 これは事情に詳しい関係者2人から得た情報だとしており、仮に実現されれば、Qualcommと合わせて3社からArm版Windows用チップがリリースされることになる。この登場の背景には高性能/高効率なAppleシリコンの存在も大きいと指摘する。

 ただ、広義で「NVIDIAによるWindowsが動作するArmチップ」という意味では、既に10年前にMicrosoftが投入した「Surface RT」に搭載された「Tegra 3」と、「Surface 2」に搭載された「Tegra 4」で実績があり、それ自体は特別驚くことに値しない。

 しかしWindows 10 on Armが登場した時点で、MicrosoftはQualcommと独占契約を結び、Windowsが動作するArm CPUについて他社が参入できないようになっていたことが、以前の一部報道で明るみに出た。関係筋はこの独占契約が2024年に切れることも指摘している。