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890円だが12.8W/m・K以上のOC対応グリス。耐久性高く、塗布も掃除も簡単

エクストリームグリス 4G入り

 株式会社タイムリーは、ミニングならびにCLOCK WORK TEA PARTY(CWTP)ブランドと共同で展開する常温オーバークロックに好適なグリス「エクストリームグリス 4G入り」を10月27日に発売する。価格は890円。

 CWTPが既存の人気のCPUグリス供給メーカーと協力して開発したというグリス。超音波振動と流体を用いた独自の研磨技術により、極めて細かい熱伝導物質の粒子を作成し、高い熱伝導性能を実現したと言い、使用開始時の熱伝導性能は12.8W/m・K以上を達成したという。

 なお、この数字は公的機関による熱伝導性能測定では12.8W/m・Kが上限値になるためこのような表現になっている。このため、Core i9-13900K/14900KといったハイエンドCPUの常温オーバークロックに向くとしている。

 また、4年間使用した後の熱伝導期待値も8.8W/m・Kを実現できるとしており、一度塗布した後でメンテナンスを行なわずとも、市販のミドルクラス以上の熱伝導グリスに匹敵する性能を有するとしている。

 本製品は熱伝導物質の粒子が多量含まれているため、これらを密接に結合するために粘度は低くなっている。そのため塗布も容易であり、CPU中央部に0.5~1g程度のグリスを置いてCPUクーラーを取り付けて締め付けるだけで塗布作業が完了。一方、清掃時は軽くアイドル動作を行ない、熱を持つうちであれば揮発剤を用いずともきれいに拭き取れるとしている。

 ちなみにリリースや製品情報では特に謳われていないが、萌えキャラをあしらった注射器も印象的である。パッケージデザインは“自重”🍋氏(@Jiju3579)。

【18時追記】キャラクター入りパッケージの画像を追加しました