Armが上場。米国で今年最大の株式公開

　Arm Holdings plc(Arm)は14日(米国時間)、米NASDAQのグローバルセレクトマーケットに上場した。シンボルは「ARM」で、米国預託株式(ADS)1株あたりの公開価格は51ドル。計9,550万株の新規株式公開により、48億7,000万ドル(日本円で約7,180億円)を調達した。NASDAQでは米国で今年最大規模の株式公開になるとしている。

　Armについては、親会社であるソフトバンクグループがNVIDIAへの売却を目指していたが、FTCの許可が降りず断念。これを受け、8月には米国証券取引委員会へ登録届出を行なったことを発表し、ADSとして株式を売り出して、NASDAQに上場予定であることを明らかにしていた。

　なお、Armは2016年のソフトバンクグループによる買収にともない一度上場を廃止しており、NASDAQへの上場は1998年に次ぐ2度目となる。