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Roblox、AIとの対話で3Dモデルなどが作れる機能

 オンラインゲームプラットフォームのRobloxは、年次で実施している開発者向けイベント「Roblox Developers Conference(RDC)」にて、ユーザーの創作作業を支援する対話型AIアシスタント「Roblox Assistant」を2023年内より順次実装予定だと発表した。

 同社では、2023年初めに生成AIを活用した機能としてCode AssistおよびMaterial Generatorをベータ版としてリリースしているが、Roblox Assistantはこういった既存の生成AI機能をベースとして構築されたという。対話型のAIアシスタントで、テキストプロンプトを使ってシーンの作成や3Dモデルの編集、オブジェクトの動作などを適用できるようになる。

 コードの改良やデバッグ、シーン構築支援のほかにも、クリエイターのさまざまな質問に自然言語で回答することも可能。あらゆる技能レベルのクリエイターを支援できるとしており、経験の浅いクリエイターにとっての障壁を下げるとともに、ベテランのクリエイターにとって面倒な作業を自動化して作業の高速化を実現できるという。

 そのほかRDCでは、アバター作成をより簡単に行なえるようにするための改善として、メッシュやテクスチャに関するAPIの拡充、モデルのリギングなどを自動化するマシンラーニングベースのツール、画像とテキストプロンプトを使ったアバター作成機能などについても発表。

 さらに、スマートフォンやPCなどのカメラを使って、自身がアバターとなってビデオ通話できるRoblox Connect、マシンラーニングベースでボイスチャットでのポリシー違反を検出するモデレーションツール、Meta Quest版の正式リリース(9月末)およびPlayStation版の展開(10月予定)などについても明らかにしている。

Roblox Assistant